水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

オリーブの実

2009-11-30 | 日記・エッセイ・コラム

初めて訪れた妹の家の玄関先には、たわわに実ったオリーブの木が植わっていた。
Dscn1515_2 Dscn1543小豆島や牛窓でオリーブ園に行った事があるけれど、こんなに果実がなっているのを見た事がなかった。葉っぱの形も裏が白いところも、そして食べるのも大好きなオリーブ。実の収穫を手伝って一枝もらって持ち帰る。そろそろ冬を迎える信州の我が家で玄関に飾った。いつか行ってみたい南仏プロバンスに想いを馳せながら…。


港町「神戸」

2009-11-28 | 旅行記

Dscn1511 Dscn1512 帰省中のある日、懐かしい阪急神戸線に乗って三宮にも行って来た。
あいにく雨模様のお天気でしかも母と一緒だったので、ハードに歩き回る事はしなかったけど、お目当ての高架下とボタン屋さんに行けた。
母は私一人では迷子になると思うのか、用事をキャンセルしてついて来た。
どんなに歳をとっても娘は子供であるらしい。
お昼ごはんをご馳走してくれたり、電車は決まった車両まで先頭きって誘導する。
できるだけ長く子供のように甘えていようかな…それが何よりの親孝行かも。


弥勒菩薩と紅葉の京都

2009-11-27 | 旅行記

帰省のある日、京都に行く。
Dscn1528

嵐山の渡月橋を通りかかると、まさに紅葉の見頃とあって平日なのにたくさんの人で賑わっていた。昔この近くに住んでいた懐かしさとめったに来れない寂しさで、車から身を乗り出して思わず写真撮りまくり。何年たっても変わらないこの景色…すごいなぁ~。


Dscn1538 Dscn1532 Dscn1537








お目当ての太秦(うずまさ)廣隆寺(こうりゅうじ)の境内は紅葉真っ盛り、聖徳太子の時代からある国宝の建物と、赤や黄色の和の紅葉が相まってみごとだった。
そして念願の弥勒菩薩(みろくぼさつ)像、力強く彫られた他の仏像と異なり、しなやかな姿と優しいお顔でなんとも美しかった。薄暗い霊宝殿のなかで正座してしばしみとれていた。
Dscn1539








日も暮れかかる頃、祇園花見小路へ。舞子さんには会えなかったけど、賑やかにそぞろ歩く人の流れが華やかでいい感じ。
京都には日本の中でもココにしかない「雅」「歴史」「和」などが入り交じった不思議な雰囲気が漂っていた。

そして私にとっては青春時代のキュンとする思い出もつまってる街。


永遠の少年少女

2009-11-25 | 旅行記

Dscn1501ある日の午後、これから向かう故郷の同窓会、なんだか時間旅行の切符を手にした気分でホームにて電車を待つ。
ワクワクとドキドキが交互に胸の奥でなっている。






Dscn1503
はるばる7時間ほどかけて生まれ育った町に着く。
お墓参りをしたり親戚に会ったり…あっという間に一日が暮れていった。





Dscn1504








そしてとうとう時間が来た、◯◯年ぶりの中学校の同窓会。会場に着いたとたん緊張も不安も一瞬で吹っ飛び、そこにいたのは少し老けた中学生達だった。どの顔もみんな見覚えがあって懐かしく、あだ名で呼び合ううちに何十年ものブランクがウソのように埋まってゆく。時間が経つにつれ見渡せば、子供の頃と何も変わらない中年の少年少女たち。嬉しくて切ない夢のようなひと時…。


クロちゃん

2009-11-17 | 日記・エッセイ・コラム

クロちゃんの飼い主は、先日までギャラリー.シュタイネで怪しくて楽しい灯りを展示していた笠井秀郎さん。いつもギャラリーまで一緒に来ていたらしい。
クロちゃんは後ろ足が不自由で、よろよろと引きずるように歩く。
なんでも母犬が高齢出産で、産まれる時に下半身が出て来ないで挟まっていたらしい。
真っ黒のつぶらな瞳はどことなく愁いを帯びたように見える。
よかったねクロちゃん、優しい笠井さんに飼ってもらって。Dscn1485


タカラモノ

2009-11-15 | 日記・エッセイ・コラム

人生最大の山(?)を越えてから、はや一ヶ月がたった。一人で乗り切れたわけじゃなく、見えなかったたくさんの手に支えられた。あれから確かにワタシの中で何かが変わったんだ。時々出してはそ~っとのぞいてみる宝箱のように、ココロの奥に大事にしまっておこう。胸に手を当てて感じてみる、それだけでジ~ンとあったかくて優しくなれる気がする。だいじょうぶ、何かあったらまた思い出すから。まわりのたくさんの人のおかげでこの山を越えられたこと…。

Dscn1370

 


教会の椅子

2009-11-14 | 日記・エッセイ・コラム

どんな時代の物でも、外国の物でも日本のものでも、古い物を大切に使うってステキだ。さりげなく日常にとけ込んでいる現役の古い道具をみつけると、ついつい目を細めて魅入ってしまう。
Dscn1484_2








カフェ七ヶ月でお茶をして目が合ったチャーチチェア。
背もたれに彫られた十字架が印象的だった。


サンタブック

2009-11-13 | ワーク

フェリシモから「サンタブック2009」が届いて、もうクリスマスが近づいてるんだ!と時間の経つ早さに少し焦る。今回フェリシモの企画に加わり、染工房ノビィさんとコラボした三つの贈りもの。ほんわかといい感じに仕上がって128ページに載っていた。あっ、私を知ってる方々、大丈夫。これらはのろまの私が染めたり作ったりするわけじゃなく、ノビィさん達が素晴らしいネットワークで作ってくださるのだから。フェリシモのファンのみなさま、どうぞよろしく。Dscn1492


北国からの贈り物

2009-11-09 | 日記・エッセイ・コラム

「クール便です」と宅急便の若者から受け取った荷物の差出人は、遥か北海道枝幸町の食堂店主Oさんからだった。届いたのは初めてお目にかかる口黒マス(クチグロマス)という魚。回遊して大きくなって川を上ると桜マスになる。
今年の春先にメールをもらい楽しいやりとりの後に、食堂のメニューブックカバーを作らせていただいたのが6月だったか…。つい昨日もバッグの生地を染めながら思い出していたのに、その偶然にびっくり!美味しい物に反応する食いしん坊の第六感か!?
はるばる信州まで旬の魚を届けてくれたOさんの温かい気持ちにジ~ンときた。Dscn1480