中央高速を走り富士の裾野を越え、海の見える街「静岡県富士市」まで行って来た。定休日を利用しての日帰りドライブ。おめあてはその地で小さなギャラリー.cafeを営み、そしてキャンドルの作家でもあるカルティオに会うため。お土産に林檎の詰まった大きなフクロを抱え、地図を便りにたどり着いたkoko kaltio.は、住宅街に佇む黒くて小さいオシャレなお店だった。気取る事なく心もスッピンで付き合える彼女は、居心地のいい少しヨーロッパの香りのする空間を造っていた。やっと来れた…なのに前にも来た気がする不思議な空間、香り豊かな珈琲をすすりながら時間が止まったようなひととき。再会を懐かしみ、お互いの近況を話し、そしてこれから始まることの楽しい相談をする。
話に夢中でふと気がついたらお昼を過ぎていて、「じゃあ行きつけのお店に」と彼女のご幼少の頃から慣れ親しんだ地元の食堂へ。(ここの話は後日)
フランス人のオーナーが焼くパン屋さんでたくさんパンを買い込み、ギャラリーに戻るとまたおやつの胡麻プリンと珈琲をいただく。カルティオ、もうお腹も心もいっぱいで何にも入んないよ!おかげでお土産に買おうと思っていた「富士宮焼きそば」をすっかり忘れたワタシ。まぁいいか、来年の二月の楽しみにとっておこうっと、うふふっ。
先週の事、浅間温泉にある隠れ家ギャラリー「ゆこもり」さんを訪ねた。今やっているのは、南部恭子さん渡辺大輔さんご夫婦の陶展「ふたつのカタチ」。庭の石段に積もる落ち葉を踏みしめてギャラリーの入り口である縁まで下りてゆく、このアプローチがすごく好き。訪れる季節を楽しみながら、戸の向こうに広がる作品への期待を膨らませられるから。渡辺さんの織部釉の緑は深く深く落ちついた魅き込まれる色で、南部さんの自由な形や模様は楽しい気分になる。作風は異なるけどさすが夫婦、違和感なく一つの空間を共有していて気持ちがいい。中庭の紅葉も拝ませてもらってオーナーのTさんとしばし談笑、しっとりと時間は過ぎて行きました。
ある日の夕方、穂高有明で「やまめ工房」を主催するTさんがやって来た。彼はプロのマウンテンバイクライダーで、どうやら雑誌の取材でこの辺りを案内しているらしい。「写真撮ってもいいですか?」「どーぞどーぞ」と取材はおまかせして、太いタイヤで綺麗なボディの水色のバイクに夢中のわたし。なんてお洒落なデザインなんだ!どこのか聞いたら確か「ゲーリーフィッシャー」といっていた。そして玄関先に馴染んだバイクに「うちであずかろうか?コイツ」とTさんに戯言を言う。あんまり見てると本気で惚れちゃいそうだから、来月出る雑誌の写真で我慢する事にしよう。かわいかったな、水色のバイク。
近所にあった美味しいチヂミのお店「ハセガワ」、ある日突然なくなっていた。ビックリしておばちゃんのケイタイに電話をしたら引っ越しをしたって…。あれから3ヶ月?11月11日にJR安曇追分駅近くの国道147号沿いにはれてOPEN!やったー、うれしいなぁ、また食べれるよおばちゃんのチヂミ!早速お祝いに駆けつけたらおばちゃん元気そうだった。今度はお好み焼きも始めたらしい。テイクアウトもお店で食べるのもOKで、チヂミ¥250、お好み焼き¥500、特製キムチ¥500。安くて美味しくておばちゃんがあったかくて…とにかく密かなハセガワのファンの私としては、うれしい再会でありました。
営業は12時から18時 水曜休み