水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

キラキラと葡萄畑広がる

2008-06-29 | インポート
キラキラと葡萄畑広がる
松本の郊外、里山辺地区。通りすがりに開けた景色に目を奪われ、思わず車を止めて降り立つ。なんてキレイ!なだらかな丘に広がる緑の葡萄畑。六月の日差しを浴びてキラキラと…すごく旅情をそそる景色。まるでヨーロッパのワインの産地のようで、しばし旅人気分になって見とれていた。


ふくろ展・・・その2

2008-06-26 | ワーク

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7月18日から31日までの2週間、JR穂高駅前のひつじ屋さんで「ふくろ展 その2」をやります。去年の9月に1回目をやったのですが、おかげさまでたくさんの方々に見に来ていただいて、準備したふくろはアレヨアレヨと言う間になくなりました。みなさんホントにありがとう。そしてその後ひつじ屋店長のTさんに促され、今年もやることに…。眼鏡の奥の遠くを見るようなあの瞳で頼まれると弱いんだなぁ、わたし。あと半月しかないというのに、今回も大焦りです。でも、とにかくガンバッて実用的でお洒落なフクロをいっぱい作んなきゃ。ひつじ屋さんのカフェの白い壁いっぱいにして、みんなを「あっ!」と言わせたいもの。


さくらちゃん

2008-06-24 | 日記・エッセイ・コラム

こころ優しい大工のHINAさんが子犬を飼い始めた。雌の雑種で名前は「さくらちゃん」。本当はお転婆らしいが、優しい目をしたおとなしい子犬だった。なんでも柔道の井上康生選手に似ているらしい。建築機材の積まれたトラックの助手席の、座布団を敷かれた籠にチョコンと乗ってる姿がすごくかわいい。毎日仕事の現場まで連れて行ってるそうで、ワンコを連れた大工さんで有名になりそう。HINAさんの笑顔の目尻のしわがますます深くなってきたようだ。よかったねさくらちゃん、いい人に貰われて。Dscf0001
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白いイチゴ

2008-06-22 | おいしいもの

M先生からホワイトベリーをいただいた。お庭になっているのを摘んでくださったそうな。初めて目にする小さい白い苺は、えも言われぬ甘い香りを放っていた。なんだか懐かしい何処かで嗅いだ事のあるような匂い。そっとつまんで口にすると爽やかな甘酸っぱい味が広がった。こんなにチビ助なのにとても個性的。花も小さくてかわいいんだろうなぁと、庭の片隅に咲いている姿を想像する。幸せな家族が目に浮かんだ。Dscf0001


イタリア生まれのチンクェチェント

2008-06-20 | 日記・エッセイ・コラム

その車がやって来た時、思わずデジカメ片手に表に飛び出していました。なんてかわいい!渋いブルーで愛くるしい瞳のフィアット500、通称チンクェチェント。宮崎駿が監督したルパン三世カリオストロの城でルパンの愛車として登場していた小さいヤツ。ご主人はもうすぐお近くで「やまめ工房」というマウンテンバイクのshopを始められるTさん。羨ましくてホメホメの私に目を細めて「いかにコイツが可愛いか」語ってくれました。なんでも今年42歳になるんだとか、エンジンのかけ方が変わってるんだとか、風を取り入れられる三角窓が便利だとか…あ~、ため息が出ます。この手のルックスにめっぽう弱いんです…。内装もノスタルジックでとってもイカしてました。居場所がわかったので時々遠目に覗きに行くかも。いつかこんな車に乗れる日を、クラリスになれる日を夢見て。Dscf0015


YUSHI CAFE にときめく

2008-06-17 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf0015 Dscf0013 Dscf0005 Dscf0008 Dscf0010 ずっとずっと行きたかったカフェにとうとう行けた!名前は「YUSHI CAFE 」。今では佐久市だけど旧望月町という中山道の宿場町にある。その昔おじいさんが天保堂という骨董店を営んでいた古い建物を、孫のユウシさんがカフェとして甦らせたそう。車で探しながらソロソロ進んで行き、まず見つけたその佇まいにやられた。そして、看板、畑、外灯、どれも大好き。踏み石をたどっておそるおそる玄関に行くと、爽やかに温かくユウシさんが迎えてくれた。カフェの中に広がる時間が止まったような空間、古い道具のどれもが美しく清潔に整えられ、心地よい音楽がゆったりと流れていた。丁寧に焙煎されたやさしい味の珈琲と、三種類の香ばしいスコーンをいただきながら、何一つ場ちがいな物のないこの空間に心がときめいた。素敵だ!このまま暫し時間が止まってほしい!玄関に近いカウンターではご近所のおじさん達が、ゆるやかに和んでいて微笑ましい。きっとここの主は、この空間この空気、そして居心地のいいカフェという場所を
誰よりわかっていて作っている。YUSHI CAFE、ファンになりました。


金の斧 銀の斧

2008-06-15 | ノスタルジー

梅雨に入る前にと我が家の男三人衆がせっせと薪割りをしていたら、ある時 年代物の斧がポッキリと折れてしまった。それは夫の実家にあった斧で、むかし秋田杉の木材工場をしていた頃の古い古い斧。秋田県の能代といえば米代川の河口の町で、秋田杉の集まる林業で栄えた町であったそうな。そこの木材工場で働いていたなんて素晴らしい経歴をもつ斧は、今では古ぼけて柄の角も丸くなっていた。それでも、両手に抱えきれないような丸太を、渾身の力で割ってくれていたのに…。しかたがないので近所のホームセンターで新しい斧を買って来たけれど、捨てられない古い斧。もしも神様が「金の斧、銀の斧」のように現れたら、わたしはキッパリと「その古いくたびれた斧です!」と指さして言うことでしょう。Dscf0002


白露という窯

2008-06-12 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf0008 Dscf0010 お休みの日、とても久しぶりに白露で土に触れた。作りたい物がいっぱいあって、ただただ黙々と土をこねていた。なのに、いつも此処での幸せな時間は「あっ!」という間に過ぎて行き、気がつけば西の山にお日様が傾いている。居心地のいい場所で好きな事をしていると時の経つのが倍速のよう…。それでも、これだけしか作れなかったけど、良かった来て。作品展間近の窯焚きの熱気や、陶芸家志望の女の子の回すリズミカルなろくろの音、草花の生い茂った青臭いにおい、どれもが五感を満たしてくれる。身も心もタップリと充電された気分で白露の山を下りた。


育てよ 茶豆!

2008-06-10 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf0003 Dscf0005 くる年もくる年もセッセと植え続ける茶豆の枝豆。夏の暑い時に塩ゆでしたコイツで冷たーいビールを飲むのを夢見て、毎日畑に通う日々。鳥に双葉の芽が出たところを食べられちゃうのでポットで発芽させて、昨日は2度目の植え替えの作業。1列に並んで柔らかな葉っぱを広げる様子がとっても愛おしい。愛情か食欲か!?たぶん食欲の裏返しの愛情でしょう。嬉しい事に植え替えたこの日は午後から雷雨。たっぷりの水で潤って茶豆は根付いたようだ。


器の中の宇宙

2008-06-08 | 日記・エッセイ・コラム

浅間温泉にあるギャラリー「ゆこもり」で始まった、田中一光(たなかかずみつ)陶展。知人である彼に会いに早々に行って来た主人は、深い藍色の素敵な器を買って来た。両手に収まる優しいラインの鉢で、器を覗くと自然に出来た模様が宇宙のように広がっている。「一目で気に入った」と嬉しそうな主人に「うわ~、キレイ!」と感嘆の声を上げた私。田中一光という穏やかで柔らかい印象の陶芸家は、この器のようにもしかしたら凄く奥深い人かもしれない。器の中の宇宙を見ていて、作り手にとても興味がわいてきた。吸い込まれそうなダークブルー、好きな世界。   
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田中一光さんの陶展は、6月7日~29日の土、日
松本市浅間温泉の「ゆこもり」さんでご覧になれます。
tel  0263-46-2066