ところどころにおかしなモノが置いてある陶芸家の庭で、スッテンコロリン尻餅をついた異国のレディを発見。草花の茂みに隠れるように飾られていて今まで気づかなかった。観る人を笑顔にするこの御婦人は陶器でできている。ユーモラスなポーズとこれを真面目な顔で作っていたKさんを思うとなんだか可笑しい。
梅雨が明けてから30度をこえる猛暑が続くのに雨が降らない。畑は土がカラカラに乾いてひび割れそう。でもさすが北アルプスのふもと安曇野、田んぼの稲は青々と育ち、遥か彼方まで緑一面の景色が広がる。山から集まってくる湧き水が水路に流れ田畑を潤わせている。ほんとうにキレイ…車を停め見とれていると、ツバメが緑の田んぼすれすれにスィーッと通り抜けた。
こんな夏の暑い日は温かくて甘～いミントティーが飲みたくなる。庭に茂るイングリッシュミントはまるでこのために栽培しているようなもので、それはずっと前にバックパックを担いで旅した、遥かなるモロッコの味だから。 
若かった私たちはスペインからフェリーに乗りジブラルタル海峡を渡った。真夏のアフリカは灼熱の太陽が照りつけ、電車もホテルも冷房などない。食品店で買う水やコーラさえ生温かった。そんな中、喉が焼けるような熱くて甘いミントティーが何よりも美味しくて身体にしみていった。
爽やかなフレッシュミントの香りをかぐと、今でも刺すような眩しい日射しのフェズのメディナ（市場）を思い出す。いつかもう一度訪れたくて胸がキュンとする。
ここ連日の真夏のような暑さで、人間はバテぎみだけど大きな実を付けていた畑のトマトが色づいた。さすがアンデス生まれ、乾燥や暑さに強くてお日様大好き。ルッコラとズッキーニも収穫して、少し弱っていた心と身体に元気をつけようかな。もう少ししたらオクラやトウモロコシも食べれそうだ。ン～、それにしても毎日暑い…。
お休みの火曜日、気のおけない友達とカフェ.七ヶ月さんでお昼ご飯。たくさん溜まっていた話したいことが、堰を切ったように溢れ出てココロはすっきり。お互いにこれから忙しい暑い夏だけど、秋風が吹いて涼しくなったら今度はあそこに行こうね。ご飯食べながら心おきなくつもる話をしよう。
七ヶ月の葡萄のランプシェードとブリキの鳥。
夏に向かって羽ばたいてる…ワタシ達こんな気分。
まるでグリム童話にでも出てきそうな自転車をみつけた。つる草がクルクルと巻き付いていて、もうすぐ覆われてしまいそう。この花はヘクソカズラ？ひどい名前だけど好きなつる草。がんばれヘクソカズラ、もうすぐこの自転車を乗っ取れるぞ。
「映画のセットみたいだ！」と都会から来た友人がつぶやいた。ブルーベリーを摘ませてもらった農家の土蔵。日々の暮らしの中でそのまんま使われている感じがとってもいいな。キレイに今風にすることなく大切にされてる姿がぐっとくる。そしてバックには大好きなひこうき雲の白い直線…。
連休を利用して横浜から友人一家が遊びに来た。久しぶりの再会で嬉しくって、喜ぶ顔が見たくて料理を作った。悲しいかな連休なので一緒に出かけられないけど、ご飯なら作れるし、朝の開店前の時間ならどこかに行ける。そうだ、ブルーベリーを摘みにゆこう！ということで、お寝坊さんの都会人を早々に起こして近所のブルーベリー畑へ。きのう梅雨が明けたばかりでまだ少し熟れるには早かったけど、それでも「楽しいわぁ～」と大喜び。安曇野の宝石をバケツに収穫して、ちょっと早めの夏休みを満喫して行きました。
お天気大好き人間なので梅雨はニガテです。どうも気分がのらなくって気合いが入らない。そこで週に一日の貴重なお休みは、エネルギー充電すべく仲良しとお出かけの日。昨日は朝からザーザー雨だったけど、安曇野市内の行きたかった所をクルクルと廻った。堀金の隠れた名店「ナカクニ」さんでお昼ご飯を食べて、「バナナムーン」で月のおとしものを観てバナナジュースを飲んだ。そして最近できた雑貨屋さん「うさぎ小屋」を覗いた。うっかりデジカメを忘れちゃったのでパンフレットと本日の収穫品を帰ってから撮影。FさんからもらったサクランボとMちゃんからの陶器のボタンも。そしてココロにはふつふつとやる気がみなぎってきた。
S先生のところのザクロの花が、今年は数えきれないぐらいにたくさん咲いている。一昨年は大きな実がたわわになったけれど、去年は寂しかった気がする。そう言えば実家にあった柿の木も一年ごとにたくさん柿が採れたっけ。赤い蕾がこんなにいっぱい、花が咲いて実を結んで…秋になるのが今から楽しみだ。
