ある霧の朝の散歩道、太陽の光は感じるけれど姿は見えず、あたりは雲の中に迷い込んだようでとても幻想的。凍った草木や土をシャリシャリと踏んでしばらく進むと、牧場の柵に何かの気配。私の熊よけの鈴を聞きつけてか、人なつこい子牛が寄ってくる。こんな光景に出会うと小学校の音楽で習った「ドナドナ」という歌をおもいだす。可愛がっていた子牛がお肉になる為に売られて行くという歌詞の、短調で悲しい曲だった。乳製品もお肉も何でも好きだけど、せめて無駄にすることなく感謝して食べよう。こんな綺麗な朝に子牛に見つめられると、我が身の罪深さにドキッとしてしまう。牛くん、ごめんよ。
「あなたたちの命を戴きます」感謝しています。
あ、我が家の家計には届かないか?
そう、牛や豚や羊や他にもたくさんの命を食べてるんですよね、私達。
感謝しなきゃあ…。