水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

焼そば屋のおばちゃん

2006-05-31 | 日記・エッセイ・コラム

うちのお風呂のラジオ、いつも誰かに似ていると思っていた。この間 突然ピーンときた。子供の時、よく家族で行った「焼そば屋のおばちゃん」だ!四角っぽい顔で、鼻と口の間に 大きなほくろがあった。割烹着を着て 大きなコテで巧みに鉄板の上で焼そばをまぜていた。今思えば ただの水だったのか、調味料入れのようなポリ容器に入った 透明の液体を麺にかけていた。子供心にそれは 魔法の水に思え、家にもあれがあれば おいしい焼そばがいつでも食べれるのにって思った。天井近くの高い棚の上には 招き猫と一緒に、ミリンダやチェリオやミルクセーキといった 未知なる飲み物のビンが並んでいた。席のあちこちに置いてある「女性セブン」という雑誌の まちがいさがしに弟と夢中になった。   お風呂のラジオと目が合って、思い出が溢れ出した。Dscf0001_6


在りし日の姿そのままに…

2006-05-29 | ノスタルジー

古い 懐かしい そんなものが大好きで、とても愛しいと思う。この安曇野には まだまだたくさん そんな建物や 物や風景が残っています。先日、安曇野市豊科にある「蔵久」に行って来た。ここはかつて 古い造り酒屋だった飯田家(犬神家の一族の映画のロケ地)を、久星というかりんとう屋さんが買い取って、改装してカフェやお食事処ができている。でも、屋根瓦や土壁、電々公社のプレートなど、懐かしくて ため息がでるような、そんな物たちがそのまま使われていた。うれしいなぁ。古い物、大切にしていく気持ち。


あがたの森のクラフトフェア

2006-05-27 | 日記・エッセイ・コラム

午前中 仕事をさぼって、あがたの森でやってる「松本クラフトフェア」をのぞいて来た。たくさんの作品と見に来た人の熱気で、少し押されぎみ…。ひとつひとつ、ゆっくり見たいのだけど、広い公園の たくさんのテントを 駆け回って、二本立て映画を見終わった後のように ポワンとした頭で帰って来た。「わたしもガンバロ」
そう思えたのは 今日の収穫。


アカシアの甘い香り

2006-05-23 | 日記・エッセイ・コラム

休みだったので 用事で松本に行った。松本に向かう時 好きな道は、国道19号の川沿いの道。北アルプスから流れてくる梓川が 犀川になるあたり。今、ニセアカシアの白い花が満開だった。甘い甘いアカシアの香りが そばに寄ると風に運ばれてきた。強い風に身を任せ、ゆさゆさ揺れながら 咲き誇っていた。Dscf0020_3


中年のオス 爆睡中

2006-05-22 | 日記・エッセイ・コラム

ポカポカしたある日の昼下がり。「まろ」という我が家の犬、テラスで爆睡中である。ときおり、夢を見ているのか 足をピクピク動かして、走っている様子。とぼけた変な顔で、妙にお人よし(お犬よし?)のところがある犬だ。もう2か月と少しで8歳になる中年犬なのに、体型はちょっとマッチョ。お~い、長生きしろよ~。Dscf0011


きれっぱしから生まれたもの

2006-05-19 | ワーク

染め布のハギレを 組み合わせて、おもしろい型のバックと 大きさいろいろのピンクッションを作った。最初っから出来上がりが 予想できてるわけじゃなく、作ってるうちに だんだんこうなっていく。そういう「いきあたりばったり、きまぐれ一人旅」的なところが とても心地いい。思えば 夏休みの宿題も試験勉強も、最初にたてた計画どうりに 進んだためしがない。ピンクッションだって そうだ。決まった同じ形のモノを いくつも作るなんてつまんない。色も形も模様も、ぜ~んぶかえちゃった。だからこの仕事 おもしろいんだ。Dscf0015_1Dscf0014_1