対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

過渡期の箴言Hic Rhodus, hic salta!

2015-01-06 | 跳ぶのか、踊るのか。
 Hic Rhodus, hic salta!は普通には「ここがロドスだ、ここで跳べ!」と読まれている。これに対して、マルクスが書いているのは「ここに薔薇がある、ここで踊れ!」ではないかと私は問題提起した。
 いずれも文字どおりでなく、前者は踊るsaltaを「跳ぶ」、後者はロドスRhodusを「薔薇」と考えている。

 ラテン語に忠実に読めば、「ここがロドスだ、ここで踊れ!」である。Hic Rhodus, hic salta!は過渡的な箴言であると考えている。

     跳ぶのか、踊るのか。 ―― ロドスはマルクスの薔薇

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