展望台にある長崎南部地方の地図
野母崎で伊勢エビを堪能した後は、今年3月27日に開通したばかりの伊王島大橋を渡ってみることに。以前は長崎港から船でしか渡れなかった伊王島にも、この橋を渡れば自分の車で渡る事ができます。しかも通行料は無料!ただし、長崎市内から車で20分ほどかかる香焼という場所から橋が架かってるので、ちょっと遠回りにはなりますけどね~
こちらが伊王島大橋(展望台より撮影)。手前が香焼で奥の島が伊王島です。久々に上陸した伊王島も探検して廻りたかったのですが、寄り道好きな私や母とは対照的に目的地直行型の父がドライバーだったので、橋を渡ってその先ですぐUターンして戻ってきちゃいました~放っておくとこのまま家路に付きそうだったのですが、そんなとき頼りになるのが長年父の助手席に座っている母。すかさず「香焼総合公園の展望台に寄って!」と父のハンドルをコントロールナイスだよ、お母さん車の運転はできなくても、お父さんをしっかりコントロールしてるもんね~
で、たどり着いたのが香焼総合公園の駐車場。ちょっと坂を上らなきゃだけど、86歳の祖母も一緒に車を降りて、三角頭の展望台を目指します。その途中で見つけたのが…
これなんとキノコですよ~しかもなかなかの大きさではありませんか~ひだが無いからイグチ系だと思うのですが、正確な名前は分かりません。このキノコを発見した瞬間から、去年きのこ観察会に参加して以来身近にあるキノコに興味津々の私は、展望台よりもキノコ探しに夢中になってしまいました~
おお~こりゃ立派なキノコだけっこう大きいなぁ
いがぐり頭のキノコや、マシュマロみたいなキノコも発見可愛い~
後で調べてみたところ、いがぐり頭の方はシロオニタケと判明しました
こちらは傘が反り返ってますよ~。きれいな形のキノコです
これもキノコ。まるでちょっと硬く焼き上がった手作りパンのよう
次々と私の視界に飛び込んでくる個性的なキノコ達。「キノコは森のお掃除屋さん」というお話を前にちょっとだけしたと思いますが、キノコ達は動植物の遺がいや排出物などを水・二酸化炭素・アンモニアなど分解して、再び植物が栄養分として使えるようにしてくれる、自然界にとってとても大切な存在なのです。
先日、猛毒を持つキノコ「カエンタケ」が急速に増殖しているというニュースを見ました。これはナラ枯れが広がっている地域で起こっている現象だと言います。「ナラ枯れ」とはナラ類の樹木が集団で枯死することで、病原菌の感染により枯死した樹木にカシノナガキクイムシという虫が住みつき、その虫が健康な樹木に病原菌を運んで感染を拡大させることで起こる現象。人が里山の森林の管理を放棄し、大量の枯木を放置した事もナラ枯れの原因の一つであると考えられているようです。その枯れたナラの木に生えるカエンタケ。「触れるだけで皮膚がただれ、食べば死に至る」と言われれば、忌み嫌われても仕方ないのかもしれませんが、私には『風の谷のナウシカ』に出てくる毒を吐く植物達のように、懸命に大地を浄化しようとしているように思えるのです。私達人間がやるべき枯木の処理を、カエンタケが代わりにやってくれようとしてくれているのかも知れない。そう考えるとやはりキノコ達の存在に畏敬の念すら覚えるのです。ともあれ、危険は危険ですので、カエンタケを見つけたらあまり近づかないようにしてくださいね
キノコの話が長くなってしまいましたが、こちらが香焼総合公園の展望台です最近脚力に自信がなくなってきたという祖母も無事に到着~キノコに夢中になっていた私より一足先に到着してました
見晴らしはなかなか良いですよ~野母崎方面や外海町方面はもちろん、お天気が良ければ五島列島まで見渡す事ができそうです。
ありがたいことにまだまだ元気な祖母と両親。来年は別の伊勢エビスポットをリサーチしておくから、また一緒にお出掛けしましょうね!chieちゃんに紹介してもらった大島のお店も良さそうだしではでは、次回のお食事会をお楽しみに~
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