I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

久住登山(大分県竹田市久住町)その4

2013年03月12日 | 山のお話

今回の久住登山。この時期(2月上旬)にしては珍しく、全くと言っていいほど雪が無く、霧氷も皆無でしたが、まるで真夏のように爽快な青空とその中に映える山並みを一望しながらの山歩きとなりました

目指すは久住山の頂上。アイゼン要らずの雪の無い登山道は徐々にぬかるみを増していきます

登山道の脇にある砂利の山は、雪が積もった時のための道しるべなのだとか。去年は見られなかった光景です。 

正面に久住山が見えてきました~ 九州本島最高峰の中岳に並ぶ久住連山の主峰です。 

左手上方にはゴツゴツとした巨岩が 噴火した時にモコモコと隆起してできたのでしょうか 

久住分かれ避難小屋が見えてきました。小屋の手前の下りは、少し急な上に石がゴロゴロしていて足を取られそうになるので、注意が必要です

避難小屋の辺りからも阿蘇五岳(あそごがく)を望むことができます。お釈迦様が横になっている姿、いわゆる涅槃像(ねはんぞう)に見える阿蘇五岳。いつ見ても美しいなぁ~

黙々と蒸気を噴出させているのは硫黄山(いおうやま)。今でも活発に活動しているのが分かります。そして右手の方にある山は三股山(みまたやま)。去年は雪に覆われていたのですが、今年は完全すっぴんです

いよいよここからが久住山山頂への登り道。辺りに樹木は見当たらず、あるのは大きな岩ばかり。岩にペイントされた黄色いマークは山頂への道しるべ。私たちのような初心者には、このマークがなければどこが登山道なのかよく分かりません

 

山頂の近くまで登ってきました ここまで来れば山頂は目の前 目の前に広がる素晴らしい景色に隊員達から「すごーい!!」「きれいだねー!!」と歓喜の声が上がります

さてさて、頂上まであと一踏ん張り あの先っぽまで行くと…

久住山(1786.5m)の頂上に到着~ 途中ずっと眺めてきた山々だけど、頂上から見る景色はまた格別です どこまでも澄んだ青空と、周辺に広がる雄大な山並み、そして硫黄山から噴出する真っ白な蒸気。日常では感じることのない宇宙と大地の繋がりを、また私たちが生きているこの地球の息づかいを感じることのできた瞬間でした

同じ高校出身の3人娘で記念撮影 今回はもう一人の同窓生tamiが来れなかったのがとても残念でした 

そして恒例のセルフタイマーでの登頂記念撮影 他にも登山客がたくさんいたので、先に三脚をセッティングしてから皆さんに並んでもらい、ささっと一発勝負で撮影しました。私もカメラマン担当となってからセルフタイマーの撮影にも慣れ、随分と手際が良くなってきました

さてはて、なかなか終わらない久住登山ですが、次回は御池をご紹介します。昨年はカチンコチンに凍っていた御池ですが、このぽかぽか陽気の中、果たして氷が張っているのでしょうか

その5に続きます