I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

GW前半 福江島エコツアー

2007年05月08日 | 五島のお話

                    高浜ビーチで水遊び!

hiroponとcarryは本当に運が良かった

というのも、この日は朝からみごとな日本晴れ!島の自然は、やはり天気が良い時の方が美しく、空が青いと海の色も格段に美しく見えるのです この日はまさに福江島エコツアーにはもってこいの一日となりました

まず最初に案内したのは、岐宿にあるお馴染みの魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園。この入り江から数々の遣唐使船が唐に向かって出港したのだそうです。周辺にはキャンプ場や浜田海水浴場というビーチがあり、夏はたくさんの人たちで賑わいます

                   

お次は三井楽の白良ヶ浜(しららがはま)で、ハマグリ採りに挑戦!ちょうど潮が引いていたのでチャンスと思ったのですが、残念ながら今回は小さいのしか採れませんでした 去年の今頃はもっと大きなハマグリが採れたんだけどなぁ

                    

コメツキガニの巣穴を発見 でも丸まった粒の大きさがちょっと大きいので、もしかしたら、別のカニの巣穴かも知れません。二人とも興味津々のようでした (コメツキガニについてはコチラ!)

次に訪れたのは、高浜海水浴場と頓泊海水浴場を一望できる魚藍観音(ぎょらんかんのん)展望台。う~ん、やっぱりここからの眺めはすばらしいっ 海の蒼さが違うもんな~。何回来ても感動ものです 二人もこの景色にはすごく驚いていたようですよ。

高浜海水浴場に降りてみると、海の色が三層に分かれて見えます。何度となく訪れている高浜だけど、この日はいつもに増して一段ときれいだったような気がします

          

見て下さい。GWだというのにこの人の少なさ。でもこれが福江島の魅力なんです 多くの人に見てもらいたいっていう気持ちもあるけど、こんな風にビーチを独占できるってすごくステキだと思いませんか?

高浜海水浴場で水遊びをした後は、お隣の頓泊(とんとまり)海水浴場へ。こちらのビーチも高浜と同じくらい透明度が高いのですが、高浜よりもずっと遠浅です。お隣同士だけど、日本の渚百選に選ばれていることもあってか、高浜の方がお客さんが多いようです。私はどちらかといえば頓泊の方が好きですけどね      

海の次はやっぱ山でしょ というわけでお次は七ツ岳の麓にある七嶽(ななたけ)神社奥院跡へ。手前にある後から建造された新しい七嶽神社を通り過ぎ、くねくねとした山道を800mほど行くと、登山道の入り口に辿り着きます。そこで車を降り、自然観察をしながら奥院跡へと続く長~い階段をひたすら上っていきます。この時hiroponが足を痛めていたことをすっかり忘れていたことを後で反省しました。hiroponごめんやったね

                   

階段の途中で水晶の原石を発見 以前川漁師さんファミリーと訪れた時に教えてもらった場所を覚えていてよかった~ 小さい小さい水晶だけど、二人とも私が川漁師さんに教えてもらった時と同じように、この発見を喜んでくれました。こういうことって、知らなかったらただ通り過ぎてしまうだけだけど、知っていると山登りが何倍も楽しくなりますよ!山道には自然の神秘がたくさん隠れているようです

        

静かな山の中で、鳥のさえずりを聞きながらお弁当を食べ、しばし休憩。森の自然と一体になれるこの場所を、二人とも気に入ってくれたようでした

        

お次は玉之浦のアコウ樹を見に島山島方面へ。小浦海水浴場のすぐ近くに看板があり、そこから少し山の方へ入った所に、kero-keroオススメのとっても不思議なカタチをしたアコウの巨木があるのです

 

                   

ちょうど今の時期は新芽が出てきていて、小さな実がたくさんなっていました。実を割ってみるとイチジクのようなカタチをしていましたよ。なんかちょっと美味しそう

玉之浦のアコウ樹まで来たら、今度は野生のシカに会いに行かねば!ということで、やってきたのは野生のキュウシュウジカが住む島山島(しまやまじま)。さてさて、今回は何頭のシカに会えるかな?

          

いたいた!いましたよ~ こちらが島山島に住むキュウシュウジカ。奈良県出身のcarryの話によると、奈良のシカはもっと体が大きくて、人を怖がらないのだとか。こっちのシカは比較的警戒心が強く、人が近づくとほとんどが逃げていってしまいます。奈良のシカは人に慣れ過ぎちゃってるのかな

野生の鹿が住む島山島でUターンして、次に向かったのは大瀬崎灯台園地。この周辺にはいくつかの展望台があるのですが、私のお気に入りはこの祈りの女神像がある展望台。手前の展望台より灯台が近くに見えるし、玉之浦地区全体が見渡せるので、こちらの方がオススメです

                   

こちらは断崖の真上に立つ大瀬崎灯台。沖縄を除けば日本で最後に夕日が沈む場所です。夕暮れ時に来るとすごくきれいなんですよ~

         

16時40分発の最終フェリーで帰るcarryを港に送る前に、お濠の中にある五島高校をちょっと見学。エコツアーもいよいよ終盤にさしかかります。

        

16時40分、carryを乗せた最終フェリーは長崎へ。後から聞いた話ですが、carryは長崎に着くまでの3時間半の間、一回も目を覚まさなかったそうです。一度にたくさん連れ回しちゃったから疲れてたんだろうなぁ~ これに懲りずにまた遊びに来てね!

一方、hiroponは18時40分発の飛行機に搭乗する予定だったので、最後にもう一ヶ所鐙瀬(あぶんぜ)熔岩海岸へ連れて行くことにしました。ここにはムラサキウニがたくさん住んでいるのですが、満潮だったため今回は見つけることができませんでした まぁこういうこともあります。海岸の散策をしているうちにだんだんタイムリミットが近づいていきたので、最後に鬼岳をぐるりと回って福江空港へと向かいました。

                 

そして18時40分、hiroponは小さなプロペラ機で帰っていきました

たった半日だったけど、二人には福江島の自然をめいっぱい満喫してもらいたくて、以上のようなコースをたどりました。kero-keroのエコツアー、いかがでしたか?もうちょっと時間があれば、大瀬崎の夕焼けも見せたかったけど、それはまた次回のお楽しみってことで!楽しみは後にとっておかないとね

それにしてもこの二人、本当に初対面であることを全く感じさせない人たちでした。しかもこの行き当たりばったり的な旅の仕方とフットワークの軽さ。誰かに似てる…。ちなみにこの二人、去年は上五島の漁協さんに頼んで定置網を引かせてもらったり、漁船の上に泊めてもらったりしたんですって。私が男性だったら、今頃きっと同じようなことをしてただろうな。やっぱり類は友を呼ぶのかな hiropon、carry、今度は二人を紹介してくれたデナムちゃんも一緒に遊びに来てね!こんな風に出会えたのも何かの縁。今後ともよろしくお願いします!

友達がつなげてくれた縁をこれからも大切に、そしてこの縁をまた他の縁とつなげていけたら、なんだかとっても楽しいことになりそうだな

この島の魅力をもっといろんな人と共有できるように、kero-keroはこれからも季節ごとに移り変わる島の自然をアップしていきたいと思います!皆さんもぜひ福江島に遊びに来て下さいね!kero-keroでよければいつでもガイドしますよ~