第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負第6局が3月7日、8日に静岡県熱海市で行われた。結果は白番の高尾九段が張棋聖に中押し勝ちをおさめた。これでシリーズ成績は3勝3敗。
黒の勝負手に対し読み切ってコウを解消したのが英断だった高尾紳路九段。
この碁では得意のコウ争いから勝機をつかめなかった張栩棋聖。
張棋聖が防衛で3連覇か!高尾九段が初の棋聖位を奪取するか!注目の第7局は3月14日(水)15日(木)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
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最終局に持ち込んだ高尾九段、カド番という不利な状況からよく踏ん張ったと思います。故・藤沢名誉棋聖の後押しもあったのでしょうか。
敗れた張棋聖、1日目が終わった時点で白持ちという棋士が多く、序盤の作戦に不満があったのでしょうか。後半の追い上げも不発のようでした。
本シリーズも最終局にもつれ込み、最高の盛り上がりになりました。第7局もファンをうならせる激闘を期待しましょう。
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今回の対局地は静岡県熱海市「熱海後楽園ホテル」。
熱海も昭和の時代に比べ、かなり変化しているでしょうね。
首都圏で活躍する有名人も、交通の便利さから住んでいる人も多いようです。
温泉付きで海を見下ろす高台での生活、羨ましいですね。
でも、たまに訪れるから新鮮な気分になれるのだと思います。負け惜しみですが・・・。