天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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本因坊秀和、幻の黒番/風鈴会

2012-03-12 22:21:48 | 囲碁

Wind_1_3_2 昨日(3/11)は定例の「風鈴会」の日。
講座の内容は「本因坊秀和、幻の黒番」ということで、明治4年に打たれた本因坊秀和(黒)と村瀬秀甫(白)戦の解説でした。
秀和が弟子に対して黒を持ったのは秀甫との2局のみで、「黒の名局」と云われているそうです。

・黒番:本因坊秀和(黒中押し勝ち)
・白番:村瀬秀甫

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一見ヌルイと思われる手(図.黒1~19)が、勝着となる石運びで注目とのこと。
鈴木師範も、この本因坊秀和(黒番)の棋譜を並べて「感動した」と語っていました。
ザル碁党からみると俗っぽい着手の印象ですが、プロの視点は違うんですね。

   ◇   ◇

今回の実戦対局は〇〇の2連勝、下り坂の脳がいい汗をかきました。
〇1局目は5歳ほど先輩の「H鎌さん」との互先(黒番)。序盤で大石が取られたと思い必死で勝負手を繰り出していたのですが、後半になってよく確認すると大石はセキ。何とも恥ずかしい勝局でした。
〇2局目は30代くらいに見える「KM谷さん」と白番(コミなし)。相手の強引な切断にヒヤッとしましたが、有利なフリカワリで逃げ切りました。

   ◇   ◇

例会の後は、常連が集まっての懇親会。
例会では私と同世代のメンバーが5~6人いたのですが、懇親会で「たそがれ世代」は私一人でした。
囲碁の話題に世代間のズレはないのですが、同世代との談笑も楽しみたいところです。

   ◇   ◇

この日「3・11」は大震災から1周年、早いものです。
「3・11」は忘れてはいけないけど、忘れたいこともあるような気がします。

ザル碁党は勝った対局は覚えていますが、負けた対局は忘れてしまいます。都合のいいメモリーですが、それでOKでしょう・・・。

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