第23回世界選手権富士通杯の決勝戦が7月5日に東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われ、孔傑九段(中国)が白番12目半勝ちで李世ドル九段(韓国) を下し、優勝を決めた。孔九段は富士通杯初優勝。
また同日おこなわれた3位決定戦は邱峻八段(中国)が黒番中押し勝ちで朴文尭五段(中国)を下した。
初優勝を飾った孔傑九段はテレビアジア、三星杯、LG杯と合わせて「世界戦4冠」。現在最強を証明した。
(日本棋院HPより抜粋)
「孔傑世界一、躍進中国の大黒柱、苦手セドルを克服」
(週刊碁より抜粋)
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中国・孔傑九段が世界戦4冠ですか。少し前までは古力九段がトップと思っていましたが、覇権交代はめまぐるしく変化していますね。
韓国・李世ドル九段は孤軍奮闘しましたが準優勝、中国の勢いに屈した結果となりました。
国際棋戦の勢力図は、中国を中心に展開していきそうな様相です。
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日本主催の棋戦ながら、日本勢はベスト8進出もならず、苦境に立たされています。
日本不調の要因はいろいろあるでしょうが、中韓躍進のスピードが予想以上に速かったですね。
スポーツ選手と同様に熾烈な育成方法をとる中韓に比べ、日本の棋士育成方法は甘いのかもしれません。
それでも「棋道」の精神は忘れてほしくないと思いますね。
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