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怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「言えないコトバ」益田ミリ

2014-05-29 15:59:53 | 
このところ、図書館で何かいい本でもないかと探している時に益田ミリの本を見つけるとついつい手に取って見てしまう。
先回は旅行の前なので「47都道府県女ひとりで行ってみよう」を読みましたが、これはこれで結構東北旅行の参考になりました。

ちなみに私は47都道府県でまだ行っていないのは島根と茨城。島根は機会があれば出雲大社へでも行きたいのですが、茨城には何がある?この本では水戸の偕楽園へ行っていますが東京からだと特急1本で2時間もかからない日帰りなのですが、名古屋からだと結構大変。東京の弟に言わせると茨城なんてゴルフで何回も行ったとかですが、わざわざ行くところがあるんでしょうか。全国制覇のためには何とかしましょう。
今回もそれで「言えないコトバ」という本を借りてきました。

普通に使われていてもなんだか自分で言うのは恥ずかしいような拘りがあるようなコトバってありますね。
アラフォーの作者が特に変な言葉でもないのだけど口にできないコトバの数々を、言えない理由とともに漫画をつけて書いてあります。
そんなの普通に言えるのにと思うこともあるし、痛く共感できることもあります。自分でも使っていながらこんな見方があるのかと思ったりもします。
「孤独死」というのは定義があいまいで、ある意味死んだ本人はそれでよかったと思っているかもしれませんが、後始末する人は大変だろうな…でも後始末が大変な死に方が孤独死というわけでもないのですし、すべてを片付けて孤独に死んだ人はそれでいいのかというとなんだかな~とも思うし、孤独死とは何かがわからないという作者の意見はよくわかります。その作者がこれこそ孤独死というのが子どもの虐待死。親から愛されなくてはいけないのに虐待される子どもの孤独。誰からも救いの手が伸びない子どもの孤独感はいかばかりか。どんなに淋しく、どんなに心細く、怖かったのだろうか、これこそ孤独死ですね。
ほかにも突っ込みを入れたくなるコトバって案外あるもんです。
「元気だけが取り柄です」病気したことがある人にとって、それってすごいことなんです。
「親にもらった大事なからだに傷をつけたくない」そんな大げさに言って何かと思えばピアスの穴をあけるぐらい。今ではプチ整形ぐらい当たり前なんですよね。
「あんたかて箱入り娘やで」「箱は箱でも段ボールやろ」思わず笑ってしまいました。
ところで作者は結婚はしていないのですが、一緒に暮らしている彼氏はいる。どう言えばいいいのか結構悩んでいますが、それでいいと思っても中途半端な状態を世間に説明するのは難しいものです。
ほかにもいろいろな言葉が出てきますが、マンガ付きの150ページもない本なのですぐに読めます。図書館で見つけたら読んでみてください。
コメント
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