怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

株式投資サマーセミナー120911

2012-09-16 07:29:50 | Weblog
8月は土曜日曜に出勤することが多くて振替休暇が余っているのでこの夏2回目になりますが11日に名古屋証券取引所の主催する株式投資サマーセミナーに行ってきました。

企業紹介は大同メタルと日本空調サービスでした。大同メタルは社長でなくて常務が出てきたのでそれだけでちょっとがっかり。老舗の一部上場といっても社長さんがどういう人柄か、どうプレゼンするかということで印象がだいぶ違うんですけど・・・でも企業自体は初めて知ったのですが独立系の会社ながらすべり軸受けの世界のトップ企業でした。すべり軸受けがどんなものか、一般消費者には見えないものだから会社の知名度はいまいちなんでしょうが、自動車にもたくさん使われていて船舶エンジンには必須みたいです。技術があって業績も順調に推移しています。自動車も船舶も先行き不安なしとはいきませんがなくなるものでもなく、中期計画は強気です。配当もそこそこいいので、リストに入れておきましょうか。
日本空調は実は説明を聞くのは2回目ですが、前回の時はいかにも名古屋人といった朴訥だけど誠実そうな社長で好感が持てたのですが、今回は社長が替り関西育ちのいかにも口八丁といった感じの人でした。話にギャグもいれ、質問に対する答えも流暢でしたが、私は前の人のほうが良かったな。ここもいい会社だと思いますが、ビルメンの業界自体が競争が激しくい業界で、この会社はその中でも設備管理に特化して、やたらと手を広げようとしていないのは好感持てるのですが、でも結構競争激しいんではと危惧します。だからこそやり手の社長に代わったんでしょうか。
その後はいつものごとくアナリストの講演なんですが、今回は「鈴木一之」さん。実はこの人の講演はこれで3回目ですがいつもなるほどと感心していたので、運良くいけるならこの人の日と申し込んでいたのです。
テーマは毎回ほとんど同じなんですが、「景気サイクルから見た株式市場の現状、展望」です。
株式市場には当然ながら循環的な変化と構造的な変化があるのですが、構造的変化は異常気象、エネルギー政策(原発の将来?)新興国の成長パターンなど不確定要因が多くて未来のことは誰も分からないのが本音。それでは循環的変化はというと、今回いつもと少しトーンが違っていたのですが、一言で言えば「弱気」。実物経済がダメな4年間だったので、景気敏感株の動きのリズムがつかめない。各国財政は目一杯発動してしまい、これ以上の余地はない。金融政策でというと、金融は引っ張ることは出来ても押すことは出来ない。今海運とか建設機械とか底値に近くなっているが、大きく上昇するのは10年後?QE3が発動されて株価は上がっていますが、弊害も指摘されている中で何処まで効果が持続するのか。しばらくはじっと様子見でしょうか。
コメント
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