「いずも」の艦内を見学してきた。「横須賀のりものフェスタ2022」が3年ぶりに開催されるというので行ってみたら、海上自衛隊基地も一般公開されていた。そして「いずも」の艦内の一部が公開されていた。行ってみて、とにかくその巨大さに驚かされた(1)。写真は上下する昇降機から見た艦橋である。
【昇降機から見た艦橋】
「いずも」は「ヘリコプター搭載護衛艦」と言われるようだ。護衛艦がどういうものか、何を護衛するのか、は良く知らない。ただ、destroyer と説明されていたので駆逐艦のようなものらしい。といっても、憲法上、自衛隊は軍艦は持てないので護衛艦という曖昧な名称を使っているようだ。日本独自の、国内向けの用語らしい。ただ素人から見ると、どう見ても航空母艦だ。カタパルトはまだついていないからヘリ空母と言われるらしい。大型ヘリコプターが5機載るという。
こういう話題にふれると一昔前は「おまえは軍国主義者か」と罵倒されかねなかったが、今はそんな心配はしなくとも良い時代になったようだ。ごく普通のお祭りのショーだ。ヴェルニー公園はお祭り広場で、今まで見たこともない人だかりだった。好天が幸いしたのであろう。
今日の見学者は圧倒的に子連れの若夫婦だった。こんな艦には年寄りしか見学に来ないだろうと思ったら、若者だらけでお祭り騒ぎだった。緊張感が何もなかったと言えば嘘になるが、見学者はみな驚き、かつ楽しんでいた。特に、小さい子供たちがはしゃぎ回っていたのが印象的だった。
【甲板にて】
注
1 「いずも」は全長248m、排水量26000tという。ちなみに「戦艦大和」は全長263m、排水量6400tと言われるらしいので、「大和」よりは少し小さいのかもしれない。それにしても5層からなるというのだから大きい。