カトリック社会学者のぼやき

カトリシズムと社会学という二つの思想背景から時の流れにそって愚痴をつぶやいていく

堅信を祝う

2018-10-14 20:53:58 | 教会


 小6の孫娘の堅信式に出てきた。印象が強かったので早速記録を残しておきたい。
百合ヶ丘教会で梅村司教様から堅信を受けたのはなんと24名で、そのうち小中学生は16名だという。先週わたしの所属教会で堅信を受けたのは6名だったからこの数の違いに驚いた。百合ヶ丘教会の名簿上の信者数は1300前後らしいから、教会の規模から言ったらわたしの所属教会の方がずっと大きい。
 しかもごミサに出ている信者さんの年齢層が違う。若い人が、おそらく30代、40代の人が多いのだ。わたしの所属教会がいかに高齢化が進んでいるかを思い知らされた(注1)。
 梅村司教さまのお説教も熱が入っていた。数週間前の教区懇談会(教区司祭の集まり)の話を紹介され、横浜教区の小教区がいかに多様であるかを説明された。そして、百合ヶ丘教会が他の小教区と違っていかに、活発で、豊かで、若さに溢れる教会であるかを強調しておられた。ミラノ会の管区長もされた主任司祭のマリオ神父様は司祭の定年年齢を過ぎておられ、しかも赴任されてまだ半年ということなので、教会そのものが元気なのであろう。
 教会委員長さんにご挨拶ついでに活発さの秘密を尋ねたら、教会建物の建て直しに向かって努力しているからではないかと言われていたが、どうもそれだけではないのではという印象を持った。わたしの教会でも建て直しは何十年来の懸案事項で状況がそれほど異なるわけではないからだ。新百合ヶ丘周辺の地域特性、信徒の階層上の特性が反映しているのかもしれない。自分の所属教会と比較したときその違いに驚き、しばらく考え込んでしまった。小教区の多様性と言ってしまえばそれまでだが、教会を少子・高齢化の視点からのみ論じてはいけないことを学んだ。
 ごミサの後の懇親会(パーティー)も大盛況で、司教さま、神父様はお茶を飲む時間も無いほどの忙しさとお見受けした。特に司教さまはこの季節はあちこちの教会で毎週堅信式をあげておられるのだろうが、すこぶるご機嫌のご様子が印象的であった。
 孫娘がこういう元気な教会で信仰を深めていけることを神に感謝し、なにかすがすがしい気持ちで教会を後にした。

注1 高齢者があまりにも多く、例えば、敬老の日のお祝いは80歳以上でないとお祝いされる資格がない。人数的にお祝いしきれないのだ。わたしの所属教会は80歳代の信徒でもっていると言っても過言ではない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする