事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

アリスの悲しみ

2016-07-25 02:25:30 | 映画
アリスインワンダーランド」原題は「鏡の国のアリス」のハズなんだが元ネタとは何の関係もない前作(これ、書いといてよかったなあ)の続編だからこれでよいのかも・・・ってタイトルはともかく内容は全然よくない、アメちゃん的ディズニー的「政治的に正しい」オトギ話の典型かも、こういうのがいいというヒトにはいいんだろがな・・・

実を言えばチェシャ猫の子猫バージョンがカワユイというレビを見てそんじゃ見てみるかと行って来たんだし、行ってみたらミッドランドが豊田ビルを買収して2つになってたことを確認できたからそれはそれでよしなんだが、また早く着き過ぎたかと思ったら席は後3つになってて(上映回数少ない上に劇場小さい)それも正解ではあったんだが・・・小チェシャ猫をもうちょっとゆっくり鑑賞できたら多少評価上げてもよかったんだがね

どこがよくないかって?赤白の女王とハートのジャックをこんなふうにしか扱えんのかよ!!精神病院ってこんなとこかよ!!(19世紀だからしかたないとは言うものの)、その注射器は本気でアリスを殺す気か?!(ホントにさうなのかもしれんからコワい)、何をどうやってもオトギ話には悪役が必須と思い込んでるんだよな、テメエらは!!

ああ、日付変わっちゃったね、とりあえずアップ

追記-妄想オチはないだろというヤフレビがあったがそら誤解、周囲には妄想だと決め付けられるけど現実なのだ(妄想と現実の区別は意外にむつかしい一例・・・ってクドいよね、これ)、アリスはお母さんの協力で逃走し鏡の向こうへ戻って難事件を解決(私的にはいまいちながら)、その後現実世界もハッピーエンド、こっちはほとんど文句なし(政治的に)

もう一つ追記-前作から早6年、3Dテクちょっとは進歩したんだろか、両眼視ができんくなった私の知ったこっちゃないけどさ

水滸伝読本

2016-07-23 16:03:53 | 本と雑誌
替天行道」これもソニーが出しててくれたので購入、いやもうメチャクチャ面白い、清代のモノらしい本の挿絵(20万円で売ってたとのこと)再現とか、これは文庫本にも毎回1枚ずつの20人分(1枚で2人というのが1冊あったから)載ってたんだが誰と同定できたのが85人分(?)見られる、なるほどね、当時はこういうイメージだったんだ・・・

また編集さんからのファックスが大変な傑作(って本人はまさか北方以外のヒトに読まれるとは思いもしなかったハズだが)、元ネタを「中国版」と言ってるのはいただけないけど(これ私が言ったんじゃないがごもっとも)、続編にいたるまでしっかり読み込んでおられるのは偉い、宋江が捕まって連行される途中で肉マンになりそこなうシーンなんてまるっきし思い出せん(本編なのに)、孫二娘を取り押さえたのは確かに武松だった(そん時二人の役人が薬で眠らされた)、そらそうでなきゃマズい、宋江じゃ絶対彼女に負けるって、またこの夫婦と武松は(ずっと後で)いっしょに梁山泊入りしたらしいし(私はそこまで読んでないけど)、秦明の息子は秦進あるいは秦令ですよねという予想は当らなかった(実は秦容)、だけど後で郭令という漢名を名乗る女真人が登場していくら何でもドふざけた名前だから変えたってくだりはこの一件がアタマにあったのかも

ところで楊令伝、Kindleにはまだなってないみたいね、よく出してくれたソニーよ、吉川水滸伝は浪士燕青が任先という男と相撲をとるシーンで終わってるとのこと(え、ホント?としか言いようなし)、任先は北方版にもチョイ役ながら出てるのでいつ燕青と出くわすんだろうと期待してたら何と味方に殺されちゃった、いや別にかまわんけど、強いヤツとは見えんかったし

といろいろあったがそろそろ大詰め、こっちも読本(吹毛剣)があるのは楽しみだ

オマケ-秦容の馬が林沖の馬の子供はありえんだろ、あれから何年たったと思ってるんだ、遠い子孫じゃないの?全くお馬さんって世代交代早過ぎるよなあ(実感)

↓追記

2016-07-22 08:04:05 | 本と雑誌
さらに読み進んだらフタコブラクダがチラと登場した(きっと連載中に電話・・・はかからなかったかもしれないけど手紙やメールが来たんだろな)が荷物を背負ってもクルマを引いてもいなかった、そも砂漠でクルマが実用になるのだろうか(今はもちろんトラックが動いてるけど)

また砂漠の宗教ではブタが不浄とされてるとも(これまた手紙やメールが山ほど)、確かにそれだけはどこでもさうみたいね、ラマダンは守られてたのかな?さう言えば今はイギリスにもドイツにもイスラム教徒がいる、ヨーロッパで夏にラマダンができるのかね?それ言うならウィグルでも、これ大昔からの疑問なんだがな、逆に南極だったらこの季節はラマダンやらなくてもよいよね、イスラム教徒はたぶんいるハズだけどどうしてるんだろな

国家とは何か?

2016-07-20 15:42:15 | 本と雑誌
また大上段に構えちゃったが北方水滸伝を読んでたらこういうことも考えざるをえなくなるのじゃあるまいか、作者によれば「水滸伝」は国を作ろうと戦う集団を描いた夢物語、「楊令伝」は曲りなりにも国を成立させてしまった集団の現実物語とのこと、なるほどね、元ネタの梁山泊も最初は国を作ろうと戦う集団だったのかもしれないがそのうち「戦わないでメンバーをスカウトするだけの集団」になってしまい(それいつからなんだろなあ)方蝋軍という狂気の集団といざ戦ってみたらまるっきし弱いことが証明されてしまったというか・・・いやもちろん最終的には勝ったことになるんだろがあまりと言えばあまりに夢とはかけ離れた結末、北方は夢を夢のまま終わらせるために梁山泊を一度落としたのだった(と思う)

だが宋王朝は事実上滅び(南宋として続いたが)、女真族の金王朝はできたばかりで中国の漢族を統治するだけの能力がない、華北は群雄割拠の状態となり梁山泊の楊令軍もどうやら独立国家の体をなすことができた、減ったとは言えまだ文武両道の人材に恵まれてるし、次世代が順調に成長してて頼もしい

さてこうなると考えなくちゃいけないのは国家とは何か?ということ、実を言えば答えはもう出てるのである(作者がはっきり言ったわけではないが)それは「安全を保障する代わりに税金を払えという組織」、どこで読んだか忘れたが国家とギャングが同じものというのはまんざらマチガイでもないのである、外に対して軍、内に対して警察、国にそれ以外のモノはいらない、他のものは民に任せればよい(と言ったのは誰だったかなあ)

だができることなら税金は安い方がよい、そこで楊令その他が考えたのは貿易立国、モノを西へ東へ動かして商売をしようという作戦だった、東の日本はゴールドを産する(黄金の国ジパングはウソではなかった)がこのものをさほどありがたがっていない、中国も銀本位制、だがはるか西(ペルシア、アラブあたりなるべし)へ行けばゴールドは飛びぬけた価値がある、東の金で西の産物を買ってこっちへ運んで売ればもうかるのじゃないか・・・

そら理論的にはそうだが、また遠く漢代からシルクロードは存在したが、しかしその間はタクラマカン砂漠だろ?ラクダという単語が全く出て来ないのはなぜ?(小松さんの「時空道中」では確かラクダが宋へペルシアのガラス器を運んでいた)

ところでこの時期(12世紀前半)の日本は無政府状態に近い、でもそんじゃ自分が独立国家を作ろうとはあんまし誰も思わなかった(奥州藤原氏はそれに近かったかも)、50年ほど後に頼朝が鎌倉幕府を作ったけど別に独立宣言したわけではない、やっぱ国土が狭い上に山が多くて見通しがきかないってことがあるのかな?

そうそう、アラブはイスラム世界になっている、イスラム教は当然中国へも入って回教と呼ばれていた(ウィグルの宗教という意味)、この頃はまだ爆弾テロを始めてなかったんだろか、少なくとも方蠟はイスラム教徒じゃなかったみたいね(マニ教らしい-って何それ?だがマニは人名、マホメットより400年は前のヒトとのこと、そんなん言われたってわからんよね)

HD破損

2016-07-18 18:13:38 | パソコンと周辺機器
500ギガの外付け、気がついたら100以下のモノがなくなっててしかたなしに使い始めたんだったがいつしかボロボロになってたらしい、どれだけのものが失われたかと言えば、当面「なきゃ困る」モノがないので確かめようがない、昔買った電子本なんてのはもうどうしようもないだろが・・・あ、一部ソニーのアーカイブに移してあったのも本体をサラにしたから残ってないし・・・そも自分が最近書いた文章(そのほとんどはここへアップしたんだが)も消えたな、それと写真がほとんど消えた、そーなんだよな、データってさういうものなんだ、ともあれどれほどのダメージがあったのか、今のところは確かめようがないということでとりあえずアップ

追記-と書いてから気がついたんだがKindlePCなんてとっくに使えなくなってたのよな、買ったけど読めんくなったデータがあるハズ、確かMurder of my auntとかさ、そういうもんだ世の中は・・・おい、買ってやるからいいかげんで翻訳を再版しろよ、創元社殿!!

さらに追記-eBook Japanには何て言い訳すればよいんだろな、PCでしか読めんものをこれ以上買うことはあんましないと思うんだがでもまだ読んでないマンガがちょっとだけあったハズ、そう言やScore grapherって譜面書くソフトもあった、いやもう絶対譜面なんか書かんとは思うけど・・・ああコンピュータは悲し