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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

裏切られる純情

2012-08-24 12:37:31 | 本と雑誌

またまた意味不明のタイトルだがこれは私が考えたんじゃない、山口瞳作品のキャッチコピー

酒場の女に捧げられ裏切られる男の純情

山口はこれを書いたら右に出るもののない名手・・・らしいのだがいかんせんまだ学生だった私は全然よさがわからなかった、明治の花柳小説、昭和の酒場小説、さて21世紀の小説は

しょーもない男に捧げられ裏切られる女の純情

を描くのが主流なのかも-って今さらだけど今回の直木賞受賞作と候補作(貫井徳郎の)、そういうのが好きかどうかと言えば私はあんまし趣味じゃないな、性悪女に振り回されるダメ男のお話(近松秋江)にはけっこう感心したんだが、時代は変わったんだろね、古いヤツだとお笑いください・・・・・

ところで芥川賞の選評を見て来た(座り読みできる場所がみつかったので)、鹿島田を否定したのは村上龍だったが(今回はちゃんと書いたんだね、感心)、感性的に合わないの一言だけで別にケナしてはいなかった、他の委員は全員好意的、△をつけたという奥泉も普通にホメている、障害を持ちながら前向きなダンナの造型にやられたんだ、これは賞ネライの成功例かも、やっぱ私はヘソマガリなんだなあ・・・・・

追記-辻村観月はメフィスト賞出身、年齢のわりには多作で、すでに完成品と見られたのかも、だけどそれ言ったら西尾維新はどうなっちゃうの?とこれ直木賞ね

もう一つ追記-舞城さんの評は散々、はて誰かホメてたかしらん?これってやっぱ「ホントらしさ」の差じゃない?(違ったらゴメン)やっぱ私はヘソマガリなんだなあ・・・・・とこっちは芥川賞

さらなる追記-津原さんいわく「賞は業界の販促」だって、あ、それ確かにあるわね、私もこのところ明らかに乗せられてるし・・・・・何言おうと思ったか忘れた、何であれ本が売れるのはよいことだ、本好きはそう思う・・・あ、思い出した、「それほど乗せられ続けるアホが多いとは思われず」・・・・だうなんだろね、私はマチガイなしのアホ

やけで追記-「岐阜県本大賞」やってみようよ、岐阜県の本屋殿!!いや何でこういうことになったかはまたいずれ時間があったなら・・・・かくして夏休みはオシマイなのである


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