事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

↓ヤケでもう一つ

2024-06-30 18:37:30 | 本と雑誌
京極夏彦「西巷説百物語
これ読んでたら1日空いちゃった、改めて名作だと思う(こちら)つか又市がしかけせんでも他のメンバーでお話は十分成立するわけなのよにゃ、本編の「一文字狸」なる黒幕はそんだけの実力者だということ、いやこれが長編じゃなく連作短編で各編の主人公はは悪人ではあっても(さうじゃないこともあるけど)一般人だからなのかもわからんが

今回(了)の敵は「天保の改革」はっきりと政治権力なのだ、こうなると今までのレギュラーメンバーが次々死んじゃうことになる、ついには黒幕の狸までが・・・
だうなのかねこれ、水野忠邦だらうが鳥居耀蔵だらうが要は政治家や役人、大悪人ではないんでにゃいの、我らの主人公が命と引換えに戦わにゃいかん敵なんだろか、とてもさうは思えんのだが

ということとは別に、京極堂のご先祖様は難病の女の子を養っている、症状に効く薬はあるのだが悪いヤツらがその薬を買い占めてて・・・とそれを聞いた事触れの治平「そのガキは薬がありゃ助かるんだな」
助からないんじゃないかにゃ、その薬ってたぶんモヒだよと私なんかは思っちゃうんだが、治平は薬を盗んで死ぬ、女の子も殺される、殺したヤツはちょっとわけありなんだがその後だうなったかと言えばそれっきりフェイドアウト、そらないんでない?と実はこれ言いたかっただけなのよにゃ、たぶん

いろいろ言ったけど面白かった、また読むこともあると思う、いつだかわからんけど、というわけでこの項オワリ