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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

太田さんの新作じゃない作品2

2019-10-21 09:45:40 | 本と雑誌
太田忠司「道化師の退場
これは7月に出ていた、検索連動広告(たぶん)でみつけて近所の書店でトリカといっしょに購入、さうたまには本屋をもうけさせなきゃね、にしてもホント最近は単行本の書棚をマジで見てなかったのだにゃ、基本ハードカバーは買わない(床が抜ける日が近づくから)と決めてたけど太田さんは例外でソニーがおいてなきゃ買うのが当たり前にもかかわらず・・・これほどの愛読者に直接のお知らせがないわけはないと信じてたのよな、さう言えば最近の新刊紹介してなかったかもね

というこれは探偵の小説かもしれないけどミステリじゃなくてSF、ミステリだとすればほとんど完全な不可能犯罪で普通の読者なら「アンフェア」と怒るところだと思う(オマエは普通の読者じゃないのかって、そら愛読者だよ)
SFとしても完全な不可能SFで普通の読者なら「そんなアホなことがあってたまるかよ」と怒るところだと思う、もっとも可能なSFがあるか、あったらそらSFじゃないだろという意見もあるだろが、SFのFはファンタジーのF、ファンタジーだと思えば何でもあり、地球上の独立した文明圏やヒトと区別のつかない機械ほど非現実じゃないのかも・・・あ、わけわからんよね、ここは買って読んでちょとしか言いようがない

主人公の設定がかなり特殊だが19歳にしてはしっかりしててジャグリングという特殊技能を持ってて会社の同僚たちもハンパでなくユニーク、というこのキャラを一発で使い捨てるのはもったいない気がする、いつかまたどっかで会えるとよいと思うんだがそらないだろな、太田さんはさういう(大ネタを惜しげもなく使い捨てる)お方なのだ