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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

湯葉

2015-02-13 15:34:39 | 食・レシピ
突然だが湯葉(こちら)について書こうと思う、数ヶ月前のこと京都伊勢丹にある松山閣という店へ行った、普段の私はそんなところへ行かないがたまたまその日は普段じゃなかったのである、「湯葉桶膳花」(これ)というのを頼んだ、普段の私はそんなものを頼まないがたまたまその日は普段じゃなかった、若いものの前でいささか見栄を張る必要があったのである、ドリンクはもちろん生(中ジョッキ=500ml)、だが一気に飲み終わってから値段を見て追加するのはやめた(というあたりがやっぱセコい)

向付の器は農家っぽい建物を型どった焼き物だった(屋根が蓋になっててこっちの方が本体より重いかも)、そこに何が入ってたか記憶にないが小さく切った刺身だと思う(違ったら申し訳ない)

感心したのは蒸し物がマツタケの土瓶蒸しだったこと(そのシーズンだったのだ)、だが「おお、マッタケ(家の方ではこう発音する)ではないか」と感動を露わにしたのは私だけで、若いものは「へえ、これがマツタケ?」とか思ってたのじゃあるまいか、そういうものが存在することを知らなきゃありがたくもおかしくも何ともない(私にとってはキャビアがそれに当たる)

湯葉桶というのは桶に入った熱い豆乳に湯葉が浸ってるもの、中の湯葉をぽん酢でいただく、豆乳には全く味がついてないので(飲んでもいいけど)あんまし飲めない
考えてみると湯葉ってぜいたくな食べ物だね、目的のモノを取り出した残りの豆乳に使い道はあるのかしらん?そのせいかどうかあんまし他の地方では見かけない食材のような気がする、私にとっての大豆製品は豆腐、油揚げと味噌だけ、納豆の存在は高血圧の薬としてしかたなしに認めてるのだ(これはホント、効いてると思うよ)

おっと関係なかった、天麩羅には確か抹茶塩がついていた(違ったら申し訳ない)、御飯は・・・普通だったか何か入ってたかな?デザートは・・・何だったかしらん、季節のフルーツだったような気がするけど違ったらゴメン・・・というわけでアルコール(ほとんど)抜きに満腹したことは確かである

突然何でこんな話を始めたかと言えば食べ物のことを書くのはむつかしいと実感したから、だってこの文章全然美味そうに見えないじゃない、「スンガリー」はまずまず成功したと思ったけどあれは店のお品書きがしっかりしてたから、季節ごとにメニューの変わる日本料理店でああは行かないよね