事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

江川る

2015-02-02 18:50:47 | ニュース
何で突然と言われても困るのだが今読んでるミステリ(太田さん推奨)がまだしばらく終わらないのでちょっと思い出したこと
既に死語みたいね、関西出身の若い同僚は全然ピンと来ない様子、ただあの時に小林が阪神へ移ったことを知ってて「まあ(阪神は)得したんじゃないかな」ぐらいの認識だった、またちょっと前に見たある記事では「(江川るとは)ズルをすること」、おいおい、まちがいじゃないけどオツリをゴマかすとか閉まりかけてる踏切をくぐって渡るとか「バレなきゃそれまで」のズルとはわけが違ったろ、正しい意味は「(力をカサに着て)堂々と、まるでいいことしてるみたいにルールを無視すること」だと思うよ

あの事件で読売は多くの善良なファンを失った、残ったファンはいわゆる「巨人ファン善人説」(by山口瞳)のヒト(=読売のすることなら何でも正しいと信じてるアホ)も多少はいたろうけど多くは「ルールなんて自分が作るもんだ」と思ってるどっちかと言えば悪人だった(別にそれが悪いとは言わない、去った善人も残った悪人もどちらも私の大事な友人だった)、もちろんあの時去ったファンの多くはいずれ戻ったろうけど(確認してないが)、彼らはいつまでも「裏切られた」感を捨てなかったと思う、わかるのだ、私も一度中日ファンをやめたから(ホントはやめてなかったことがわかったのは10年以上過ぎてからだがこれはまた別の話)

つまり「江川る」ことで読売は何も得しなかった、政治の暴力に負けてルールを曲げればいいことはない・・・なんてね、言うのは簡単、言うだけならタダ、だけどなかなかそうもいかんことが多い、実に暴力とは始末の悪いモノなのである(それかよってそれしかないよ、あ、私は読売って球団が死ぬほどキライなんだからね)