怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2009 伊豆大島トライアスロン大会 ラン編

2009-06-12 02:00:05 | Un dou kai

バイク終了してラックにバイクかけて、ヘルメットを帽子にチェンジでて、あとは靴を換えるだけ。口にウーロン茶を含んでそそくさとスタート。足取りはそんなに重くない。トランジションに要した時間も1分半とかで悪くない。

ふと思い出す。今日起きてからは一時間と空けずにトイレにいってたものの、レース始まって二時間いってない。坂を下りてバイクコースと併走するランコースで、早速トイレを発見してピットイン。ピットインとは名ばかりで摂取と逆の行為ですがそれはいいとして。コース復帰でふと記憶がさかのぼる。そういえば、ここは二年前血尿出たきつい記憶があったなと。あの時は筋疲労で完全終了してたなぁ。。。と。そこで、ホノルル組のSさんに颯爽と追いつかれます。少しばかり併走をしますが、、、足がだるく300mほどで脱落。

その少しの併走の間、いつもあと一人同タイムくらいで競っているYさんがいないとかいう話に。そういや、バイクで抜かれた記憶がないってことは、まだ先行しているはず。Yさんは三種目の中で特にランが速い人なんで、今日のレース運びからしたらいずれ抜かれるだろうなと思ってた矢先、まだバイクで走っているYさんが追い抜き。

ってことは、20分以上の遅れってことか。周回いっこ余計にやったかそれかなんかアクシデントでもない限りはありえない差。「もうリタイヤするよー」と言ってたんで、追い抜いていく背中に向かって、「最後まで諦めないで下さい」と叫んでみた。自分が諦めてしまいそうではありますがね。ははは。。。


ふと、何か糸が切れたような感覚に。また、力が入らなくなった。


二年前は筋疲労で体が動かなかったものの、今回は、それとは違って、風邪のあの体のだるさ。走ることへの意思意欲はまだ残って入るものの、いかんせんつらい。体調良好ではなく、前夜から風邪薬を都合6包飲んだってのも(注.よいこはまねしてはいけませんはあと)あったのか。いや、あれがあったからこそここまでこれたはず。人に諦めるなといいながら、完全に終了モードだ。なにをやってるんだ。


そろそろ日が傾き始める時間帯。雨もやみ、気持ちいい海からの風を感じつつ、走るは東京都内とは思えないような美しい海岸線、、、なのに。とぼとぼと歩くことしかできないという悲しさ。しばらく歩いて、少しばかり走ってみますが、やっぱだめ。筋疲労は多少ありますが、だるさが心身のスタミナを覆いかぶせているような、そんな感じ。何度かの給水でカーボショッツも摂取してみますが、エネルギー切れでもないわけで、さほどの効果はない。日差しが照り付けないことだけが救い。

苦行だ。



折り返しで時計を押すと、36分。5kmで36分。LSDじゃないんだからさ。つーか、さすがにこの走りとかだと、かなり人もまばらになってきて、最後までレースするのに正直モチベーションもあったもんじゃない。また抜かれっぱなしだし。下りくらいは走ってちんたら歩いてたら、、、突然追い抜かれるランナーから声をかけられた。


「がんばって!最後まで一緒に走りましょう」


ありがたいのと自分がふがいないのに少し涙が出てきた。この選手がきれいめのおねえさんだからモチベーションが上がって、、、ということも正直ありましたが、それとともにさっきYさんになんか言ったのがかなり引っかかったのもあって、なにかスイッチが軽く入った模様。keihさんの海馬がちょっとだけ働いてくれたみたいで、


「そうだ、こないだの青梅といっしょで、登りだけ歩けばいいんだよ。その分平地や下りですこしでも走れば」


って言ってくれたようだ。


少し、体がリカバーしたみたいだ。


すこしずつ足が動くようになり、さきほどのおねえさんをさくっと抜き返し。そのあと一人また一人と抜きなおしだ。体のだるさは抜けるわけないんですが、そこは問題ではなくなった気がしてきた。時折ある上りでも膝に手を当てて歩いたりとなんかこないだのトレイルランのレースみたい。

歩は遅いながらも、確実に前進してるぞ。もう一回ピットインして、ああそうだ、レース終わった英国人が、「ユーキャンキャッチヒム!」とか声掛けてくれたなぁ。そうこうしているうちにゴールが見えてきた。最後ののぼりを終わって、、、ゴール!後半は32分とかで走れていてよかったよかった。

去年の会心のレースから20分以上かかってますが、なんとか完走できてとにかく安堵感でいっぱいになります。

コメント
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