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■【季節 一口情報】 二十四節気  21 冬至 北半球ではもっとも日照時間の短い日

2023-12-22 07:03:00 | 【話材】 季節

【季節 一口情報】 二十四節気  21 冬至 北半球ではもっとも日照時間の短い日 

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

■21 冬至 北半球ではもっとも日照時間の短い日 (年により異なる)


 古代中国では、冬至が太陽の運行が始まる日としてカレンダーの1月が始まったと伝えられています。

 冬至は、二十四節気の1つで、夏至とは逆に北半球ではもっとも日照時間の短い日です。

 では、冬至は、なぜ一年の内で一番寒い頃ではないのでしょうか。

 物理の時間に学んだ「比熱」が絡んでくるのです。日照時間が短くなるので、空気の温まる時間が身近くなり、冷えやすい状況になります。しかし、水野比熱は大きいので、四面海に囲まれている日本は、海水が空気ほどには急に冷えません。換言すれば、海水が保温剤のような役割を演じ、空気が冷えるのを遅らせるのです。

 すなわち、海水が冷えるまで1〜2カ月ほどのタイムラグが生じるのです。その結果、1月下旬から2月上旬にかけてがもっとも寒い時期となるのです。

 逆に6月下旬に来る夏至の頃が最も暑くなる時期ではなく、7月下旬から8月上旬が最も暑い時期になります。

 近年は、地球温暖化により、かつてほど四季が明確ではなくなってきていますね。



 ゆず湯に入って無病息災を祈ることは、今日でもその風習を継いでいる家庭も多いですが、カボチャと小豆を入れた冬至粥を食べて厄除けをしたり、金運を祈ったりする風習は少なくなってきているような気がします。



■ 七十二候 冬至 

 初候  乃東生(なつかれくさしょうず)    夏枯草が芽を出す

 次候  麋角解(おおしかのつのおつる)    大鹿が角を落とす

 末候  雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)   雪の下で麦が芽を出す 

 

■ 二十四節気・七十二候とは

 二十四節気は、中国の戦国時代にの頃、季節を春夏秋冬の四季に等区分し、季節を表す暦のようなものとして考案されました。

 二十四節気は、一年を四等分し、さらにそれぞれを三等分し、一年を12の「節気」としました。されにそれを12の「中気」に分類し、各々に、季節を表す名前がつけられました。

 二十四節気は、機械的に等分したので、季節の現状に近い、太陰暦とも季節感がずれてしまっています。生活上は、不便ですので、暦と季節のずれを補正した太陰太陽暦を用いることになりました。

 そこで、日本では、二十四節気のほかに、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる、日本独自の季節の区分を採用しています。 

 旧暦には、これらが記載されていますが、月例であります「1朔日間(およそ29.5日)」が太陽暦とズレるために、二十四節気の日付は、毎年異なってしまうのです。その誤差は、許容範囲といえるのか、四立や八節に加えて、各気各候に応じた自然の特徴がついかされていて、これを「七十二候」としています。二十四節気をさらに約5日ずつに分けた区分です。これらは、農事暦として今日でも使われています。

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