■■【経営マガジン】 8月27日号 経営とコンサルティング
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【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p> 民間:民生用電子機器国内出荷実績、外食売上高 政府日銀:企業向けサービス価格指数(日銀) その他:トルコ中銀政策金利発表 【 注 】 20年以上も前の話になりますが、コンビニエンスストアが、昨今ほど数が多くはない時代のことです。「新幹線で出張する折にコンビニで買って車内に持ち込もう」と思いましたものの、コンビニでは缶コーヒーしか売っていませんでした。しかたなく、車内販売の高いのに、おいしくないコーヒーを買わされることに不満を感じていました。 なぜ、コンビニで入れ立てのコーヒーを販売しないのか、某大手のコンビニに提案したことがあります。しかし、なしのつぶてでした。 時代がくだり、コーヒーチェーンの展開、ようやくコンビニでもコーヒーを買える様になりましたが、コンビニコーヒーは安いですが、おいしくありません。結局、大手コーヒーチェーンのデビットカードで買うことが多くなってしまいました。(カードのことは知らない人が多いようですが、その都度小銭で払わなくて済むので便利です。) コンビニコーヒーを大手コンビニが展開する様になり、ようやく競争が激しくなったことにより差異化(差別化)の時代に入らざるをえないでしょう。 値段を売り物にしているSコンビニなどと一線を画そうとしているのが、Lコンビニです。街中でコーヒー色をした丸い看板が目立つ様になりました。入ってみますと、メニューも豊富です。値段は、Sコンビニの倍の値段ですが、手渡しで売ってくれます。 コンビニの常識は、人件費を抑えて、便利さを売ることでスーパーやデパートを凌いで成長してきています。そのコンセプトと逆行するかのごときLコンビニのコーヒー戦略ですが、これがあたるのでしょうか? 要は、コンビニ間の競争だけではなく、ファストフード店やコーヒーチェーン、自動販売機など、ライバルが多様化していることを前提に差異化(差別化)を図らないと成功しないと言うことです。
漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。8月25日(月))
米国:新築住宅販売件数
欧州:独企業景況感指数
ブログ:【杉浦日向子の江戸塾】26日(火)
民間:パソコン・白物家電国内出荷実績
米国:消費者信頼感指数、耐久財受注、住宅価格指数
ブログ:正午発信【経営コンサルタントの本棚】27日(水)
ブログ:正午発信 【経営トップ15訓】
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独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
■ 日本への影響、習近平政権の昨今 2014/08/14
秋の全人代を控え、恒例の秘密会談が開かれている中国です。習近平政権誕生後、大きく変わってきている中国共産党内の権力構造の変化ですが、NHKの加藤青延解説委員が、「中国権力構造の変化と日中関係」というタイトルで興味深い発言をしていました。
これまで圧倒的な力で共産党を牛耳ってきた、江沢民元国家主席のグループをたたきつぶそうと躍起になってやってきた習近平政権ですが、習近平国家主席への「権力の集中」が実現してきています。
習主席は、「虎もハエも同時に叩く」、換言しますと「大物幹部も末端の下級官僚も容赦せずに摘発する」という大胆なスローガンを掲げた、徹底した反汚職キャンペーンで中国共産党内部を震え上がらせてきています。すなわちトカゲのしっぽ切りでお茶を濁すことを止めたのです。
その好例が、絶大な権力を握ってきた最高指導部の元メンバー、周永康元政治局常務委員の摘発です。周氏は、江沢民元国家主席の庇護の下、石油開発の利権で絶大な富をなしました。
加藤解説委員の情報を整理しますと、大きく3項にまとめられます。
1.太子党と呼ばれてきた二世の政治家の人たちは、最近、習近平氏の下に結束を強めています。
2.習主席が若いころ生活した内陸部の陝西省、そこで生活した経験のある人たちがつながりを強めていて、新たな派閥になりうる情勢です。
3.習主席の若い頃の軍事委員会を通じた人民解放軍の連携です。
これにより、益々習主席の立場が強固になるというのが、氏の見方です。
氏は、今後の日中関係の動向について次の様に見ています。
日中双方の首脳同士がどこまで強い指導力を発揮し腹を割って話し合えるかが重要なことであり、習主席の挙党一致体制が、どこまで盤石なのか、今後どこまでその結束力を維持できるのかをポイントとして強調していました。
私は、習主席のこれらの動きは、江沢民派を狙い撃ちにした権力闘争であると考えます。ひょっとすると、その裏には胡錦涛前国家主席が絡んでいるのかもしれません。
それにしましても、石油利権に絡んで汚職に手を染めていた人の多くが江沢民派だったということは、ロシアのプーチン大統領のかつての動きと似たところがあるように思えます。
■ コンビニとコーヒー 2014/08/11
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