ようやく雨あがる。
あたたかな日差しなれど時々風。
ツバメも春休みに。
夜家族で映画を観に行く。「博士の愛した数式」
なかなかいい映画でした。というかワタシ好みの映画。近年ではベスト1かもしれない。(比較できるほどの量は観てないけど)
ぎりぎりで文芸映画になってないのが良かったな。博士を最後まで殺さなかったのも。加古隆の音楽も良かったし。最後のブレイクの詩の引用は余計だったけど。(大江健三郎じゃないんだから)
それから浅丘ルリ子がコワそうで良かった。
なんかハリウッドあたりでリメイクしそうな予感がするぞ。ニューイングランドあたりを舞台にして、思い入れたっぷりに。そうすると博士を誰にやらせるかがポイントだな。すぐには思いつかないけれど。
帰ってきて、借りてあるDVDを家族で。
なんだか都合よく、「雨あがる」 同じ監督作品。
こちらはマア大人の童話。黒澤明晩年の脚本。なんとなく最後のクロサワが描きたかったんだろうなあ、と思わせる作品。要するに、ただただ美しいものが描きたかったんじゃないか?といったカンジ。
なかで三船史郎という殿様役の俳優、三船敏郎の息子らしい。なんかワザとしたように一本調子なんだけど。
それ以外にも黒澤の係累オンパレード。同窓会で記念誌発刊しました、みたいな映画でありました。
週末は気を引き締めて、新規巻き直し。