路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

いつとなく愁いの記憶草の雨

2006年03月07日 | Weblog

 東京で春一番が吹いたらしい。
 雨。終日。
 朝起きた時には大粒の雪だったものが、すぐに雨雪、さらに音立てて雨。

 合宿から帰って、あれもこれもやるはずだったのが、脳ミソから体の隅々まで弛緩状態。
 ただ寒さに震えているのみ。

 岡崎さんのブログで、春になると庄司薫『白鳥の歌なんか聞こえない』が読みたくなる、とあって、そうそうそうなんだよなあと思うけれど冷たい雨を眺めていて実はその気にもサッパリならない。

 あれやこれやと考える。いいことなんか何も無い。
 三月もこのまま終わるだろうか。