路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

さまざまな声のみ残し鳥雲に

2006年03月09日 | Weblog

 暖かい。這い上がってくる寒気が消えて、日盛りが柔らかい。

 国会図書館から郵便。
 複写依頼したうちで、昨年十月の分に未払いがあるという。慌てて郵便局へ。
 十月以降も依頼分があって、それらはみんなお支払いしておりますのでウッカリしてただけです。どうぞお許しください。

 ところで、同封の「再請求のご通知」には、国立国会図書館複写受託センターとある肩に、「社団法人 日本キリスト教奉仕団」との字句が。
 さすればあそこでコピーを取ってくださっているオネエサンたちは、皆様宗教的奉仕のココロで働いておられるのだろうか。
 神に仕える如く、紙に仕えておられる、などとくだらない駄洒落を言ってはいけないのでありましょう。
 重ね重ね(紙だけに)ゴメンナサイ。

 書店で『現代哲学事典』(講談社現代新書)を買ってくる。
 金井正の論文を最初から虚心に読んでみようと思っているのだが、頻出する哲学用語を理解するのに結局事典に頼ろうという魂胆。
 本来、学部で幾つか取った哲学講義で理解できるはずのものではあるが、全然理解できていないので役に立たない。印刷教材を出してきて最初から読もうかとも思ったけれど、時間が無い。で、事典、なのだけれど、買って来てパラパラ見れば事典でもだいぶ難しそうである。
 ナントもハヤ、である。

 夜中にトイレに起きて、暗がりで納戸の扉の前に置かれたみかん箱に足を突っ込む。ハズミでバランスを崩し、手を突こうとした納戸の扉が開いていて、そのまま横転、慌てて伸ばした手で貼られていたヨン様のポスターを剥ぎ取りながら大音声を立てる。
 冬眠鼠さん驚いて起きてくるも、その前に急ぎヨン様のポスターだけ貼り直し事なきを得る。
 ああビックリした。
 電気を点ければいいのに、と言われ、そりゃそうだと思う。