中学時代に流行って覚えた歌は春日八郎の「お富さん」である。
粋な黒塀、みこしの松にあだな姿の洗い髪・・・
とかいう曲であり、当時住んでいた I 市ではある電機店の店頭にテレビが据えつけられて、多くの人が野球の中継や相撲とかプロレスの放送を見ていたものであった。中学生のころの夜の塾帰りにナイターの中継を見かけたこともある。
高校のときの思い出の曲はやはりフランク永井の「有楽町で逢いましょう」であろう。高校3年のときの卒業記念の演奏会か何かで音楽好きの友人の何人かがこの歌をうたったり、ギターやマンドリンで演奏したことで印象深い。
あなたを待てば、雨が降る。濡れて来ぬかと気にかかる。ビルのほとりのティールーム、・・・
それから大学へと進んだが、大学の頃にもいくつかの歌は流行ったのだろうが、思い出せない。大学院のころに友人のI 君が歌っていて、覚えたのが、「もず」であった。
もずが枯れ木で鳴いている。おいらはわらを叩いてる。みんな去年とおなじだよ。けれども足んねーものがある。兄(あん)さの薪割る音がねぇ。ばっさり薪割る音がねぇ。・・・(これはだいぶん歌詞が落ちている。2021.3.1付記)
これは哀愁を帯びた歌であるが、反戦歌だと後で知った。
これに似たシャンソンで「サクランボの実るころ(Les temps de cerises)」というのがある。歌詞はもう思い出せないが、これ男女の恋歌のようだが、やはりある種の反戦歌なのだという。
それとは違うが、有名なのは「雪は降る(Tombe la neige)」であろう。
Tombe la neige. Tu ne viendara pas ce soir.・・・
雪は降る、あなたは来ない。・・・
という曲は歌う人が男性であれ、女性であれ心に真に迫る。
ということですでに10曲となった。番外ではあるが、実はここら辺から私の心情にあった曲をなお、いくつか「 私の人生の10曲」(3) で紹介する。
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