物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

後期高齢者の生活

2015-05-28 12:19:47 | 日記
後期高齢者の生活がどんなであるか。若い人には想像がつかないと思うのでブログに書く。

とはいっても日常生活のことではない。経済的なことである。昨年の10月だったか国民年金の老齢基礎年金の額の約60万円からそのほぼ半額が後期高齢者の国民健康保険と介護保険で差し引かれるようになって大いにボヤいたら、そのときに妻の反応は「年金でもらうよりも多くは徴収されないのだから」とえらく冷たい反応だった。

ところが、この数か月にわたって預金通帳の残高がなくなって、オ―バーローンの状態が続いているので、さすがに心配となったらしく預金通帳の出納記録から我が家の経済状態を調べて、これらの源泉で徴収される出費が我が家の経済状態を悪化させていたとの結論を報告された。

昨秋にだから言ったのにと笑ったら、御冠である。だが、そのときには自分に害が及ぶとは思っていなかったらしい。あまい、あまい。

しかたなく妻は自分の国民年金の一部で預金通帳の一部のローンを払ったらしいが、それでも25万円を越えるオーバーローンが残っているという。それで仕方なく特別会計から15万円を出して赤字の補てんにあてたが、それでも10万円を越えるローンである。定期預金が少しだけあるので、これくらいのオーバーローンなら許容されるが、30万円を越えるオーバーローンは認められていない。

もっとも妻は自分の国民年金は自分の収入というスタンスだから、自分の国民年金から家計への今回の補てんはかなり自分が堪えた結果の緊急的な反応である。それでも全額生活費に充てるという考えは彼女にはない。その余得がときどきだが、子どもへのプレゼントに化けたりはしているけれども。もっともプレゼントとはいってももらった本人ですら、もらったことを忘れるような些細なものである。

それでもまだいまはいいが、数年後に妻も75歳に達したら、その年金も手取りは約半分になってしまう。そのときは本当に生活に困ってしまうのではないか。

国民年金はもらう額があまり多くはないけれども、それでも生活の足しにはなっている。だが、健康保険の額が後期高齢者になったためにぐっと上がったために生活を圧迫されている。

国の経済政策をやっている中堅の人にはまだ自分のことではなくて、なんてこともないかもしれないが、そういう人にも老後はあるのだ。それに備えておかないと生きてはいけない。入る収入をほとんど使っているナンテことはできればいいけれども、それはいつまででもできるわけではない。

完全な福祉社会国家なら預金はいらないが、中福祉国家の日本である。老後の備えは欠かせない。


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