つい最近私の知っている二人の方があいついで亡くなったので追悼文を書くつもりでいるが、なかなかその気になれない。書くことはそれほど難しくはないかとは思うのだが、取り掛かるという気が起こらないのである。
それはその亡くなった方のこの世での寄与を小さかったと私が評価しているということではない。むしろ評価は大きい。Hさんについては私以外にもう一人の人と二人で書こうとしている。この方は私よりはHさんに近しく接していた方である。それで私が下書きを書いて、それをもう一人の方が補足するという風に進めるつもりである。
もう一人のY.Y.さんの亡くなったのは1月2日だったらしい。家族は誰にも連絡をせず、ごく最近になってわかったということらしい。先日奥様に連絡の電話を入れたが、どうも急に亡くなられたので、奥様もなにをどうしたものか手につかないような様子が感じられた。
人はいつかは死ぬものだが、幸いにしていつ死ぬかは前もって分からない。急に死ぬことが多い。家族には意外だったりする。それで十分に手を尽くしたと感じている人でもなんとかまだやりようがあったのではと感じるものである。しかし、それが人間が生きているということであろうか。