ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

謎の光体は人工物なのか(Rendlesham Forest UFO case -8)

2012-07-04 19:09:56 | UFOの研究(信憑性が高いもの)

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今回は、ホルト中佐以外で、この事件に関わった人間についてみてみよう。

事件では多数の兵士が謎の光体を目撃していたため、その方面からの情報の流出がポツポツと出始めた。

「20人もの武装した警備兵たちが、持ち場を離れて一斉に逃げ出してしまったんだ。しかも彼らは核兵器を格納した兵器庫を守る任務にあたっていた警備兵たちだ。それなのに何もしないで逃げたとは、いったいどういうことなんだ?」

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UFOにビーム照射を受けていた核兵器貯蔵用といわれているバンカー

「恐怖につかれた?」
「ちがう、ちがう、武器を持っていたんだ。武器がなければ怖くて逃亡するのもわかる。しかし兵士たちは自動小銃を構えていたんだ。そいつを射てばいいだろ?

 

(管理人注:弾倉を抜いて森に入るよう命令されていた) 

 

武装した兵士たちが、恐怖に髪逆立てて、スタコラ逃げ出したとでもいうのかい? もしそんなことが可能なら、そいつはテロリストにもってこいの手段にはなるがね……」



 1980年12月26日の未明から29日未明にかけて、英国サフォーク州のNATO軍基地付近でUFO着陸事件が発生した。

昨年、アメリカでその事件を15年にわたって追跡した490ページにも及ぶ大書、『レフト・アット・イースト・ゲート』が発行された。

著者は事件当時その現場に派遣された元空軍警備兵、ラリー・ウォーレンとUFO研究家のピーター・ロビンス。

冒頭で彼らの質問に対して、いらだちを込めて語っているのは、元CNNの敏腕レポーター、チャック・デカロ。

その豊富な軍事知識を買われて、現在は米軍のコンサルタントをしている人物である。
 84年、CNNは、その事件の真相を究明するドキュメンタリー番組を制作した。

責任者のデカロは、「UFO」という結論に飛びつくことを極力さけて、軍関係者や民間の目撃者たちにあたり、いったい何が起こったのか、事実をつきとめるためにあらゆる可能性をさぐった。

新型兵器のテスト、核にまつわる事故の隠蔽工作……。
 しかし、彼の豊富な軍事知識や旺盛なる取材力をもってしても、「なぜ、武装した兵士たちが武器を使わずに一斉に逃げ出したのか」、という疑問には、明快な解答が得られなかった。
 ところが、事件をつぶさに目撃したと証言しているラリー・ウォーレンは、そのときの状況をこんなふうに描写している。

「私たちは、霧のように霞んだベールにつつまれた、黄緑色にボーッと光る謎の物体を遠巻きにしていた。それから、特殊訓練を受けた2人の兵士が、黄色いガイガー・カウンターを手に持って、恐る恐る、反時計まわりに近づいていったんだ。
 そのときだれかの声が響いた。
「きた、きた、ヤツらがきたぞ!」

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 見上げると、ちょうど北海方面の空に、ぽつんと小さな赤い光があった。その光が、グングンと近づいてきたんだ。ものすごいスピードでね……。
 その光の球は、私たちが取り囲んでいた発光体の真上6メートルほどの高さに静止した。バスケットボールくらいの大きさで、赤いような、見たこともない色だった。
 よく見ておこうと、私が眼を凝らしたその瞬間、それは閃光を放って爆発し、光のかけらが霧の中に飛び散った。兵士たちは一目散に木立ちに逃れたが、私は一歩も動けなかった……」
 爆発のあと、消滅した霧の中から、謎の機体が姿を現わした。

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「目の前に、突然巨大なピラミッド型の物体が出現した。

 

ピラミッドの頂点で、爆発した光の球と同じ赤い光が輝いていた。本体は虹色に光るパールホワイト。しかし、ねじれたりゆがんだりして、物体の形をはっきりとらえることができなかった。その物体の基底部には鮮明に光るコバルトブルーの光源が並び、その下に黒く見えたのは着陸装置のようだ。箱や、パイプや、奇妙なコードのようなものが、機体をびっしりと覆っていた……」
 やはり、兵士たちは恐怖に支配されていたのかも知れない。

 

そう、銃の引き金を引くことすら忘れさせるほど異様な物体の出現に……。
 異変は80年12月25日、クリスマスの夜に始まった。

 

ポルトガル北部からドイツ、そして英国南部に渡って、異常なスピードで飛行中の未確認飛行体が目撃されたのだ。

 

同時に、ワットンにある英国空軍のレーダーも飛行体の動きを捉えていた。

 

ところが、飛行体はサフォーク州のレンデルシャムの森付近にさしかかったところで、突然、レーダーの画面からふっつりと消えた。 

【ウォーレンが語る発光体着陸事件の隠された真相】

 その夜、英国南部一帯で謎の飛行体の目撃者が続出している。

それは、明らかにレーダーが捕捉した謎の飛行体の出現と重なっていたが、27日付けのタイムズ紙は、次の空軍見解を発表しただけだった。
「木曜日(25日)の夜、数百名の人びとが英国各地で目撃した発光体は、流星であるとみてほぼ間違いないだろう」
 一方、この事件に興味をもったUFO研究家たちは、基地の米兵たちを介して驚くべきウワサを耳にした。
「レンデルシャムの森にUFOが不時着、米兵が故障したUFOの修理を手伝った」
 さらに、英国空軍がUFOの動きをレーダーで捉えていた、という情報をつかんだ彼らは、さっそく空軍に情報公開を迫ったが、何もない、という返事だった。
 ところが、事件発生から2年ほどたった83年、事態を決定的に変えてしまう人物が登場したのだ。

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ベントウォーターズ基地の元空軍警備兵、アート・ウォーレス(ラリー・ウォーレンが当時使っていた偽名)と名乗る謎の男が登場し、事件の驚くべき全容を語り始めたのである。
「自分は40人からの兵士たちとともに、着陸したUFOを間近に目撃した。現場では、兵士たちによって写真や映画が撮影されていた……」

※月刊『ボーダーランド』97年9月号より抜粋

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