やっと週末を迎え、エクシーガをよく観察する時間が出来ました。
良く見ると、ボディの右側には板金が入った跡があり、グリル・フロントバンパーには飛び石によると思われる小傷が結構ありました。
この辺が中古車なんだな、と感じる瞬間なんですが。
ボディに関する細かい事はスルーする性質なので、まぁ、良いでしょう。
しかしこの1週間気になって仕方なかったのは、インパネからのビビリ音・・・!
不等長エキマニのボクサーサウンドを堪能するかと思いきや、ビリビリ、ミシミシ・・・
エクはそれなりに不快な透過音を抑えているのにも関わらず。
(ちなみに定評の静粛性は、前B4と比べ、以上でも以下でもない)
ずっとセダンに乗ってきて、こんな事はなかった。
これは絶対に看過できん!
このビビリ音をなんとかすべく、昨日の会社帰りに速効でイエローハットに行き、制振シートとすきまシートを買い込んでおきました。
パッと見た目はナカナカなんですが。低速でたらたら走る際など、インパネやスカイ空調、エア噴き出し口からの異音が出てきます。
また、今回は手を付けませんが、走行中にサブトランクの蓋からと思われるバタツキ音もあります。
初めに、音源探しのセオリーとして、各部分を平手で軽くコンコン叩いてみます。
その時に連動してビビリ音が出るようなら、そこが音源と考えられます。
まずインパネをバラしてみないと話になりません。
噴き出し口から上を外します。アプローチする個所は、噴き出し口とエアコンパネルの境目から。パネルに傷を付けないようマスキングテープを上下に貼り、樹脂製の内装剥がしの先端をおもいきって「ふん!」と突っ込むと「コキッ」という音とともに止め具が外れます。
そこまできたら、下から上に向かって持ち上げていくと、スカイ空調のパネルごと「パカッ」と取れます。
その際、燃費計・時計のパネルを繋いでいるカプラーがひっかかるので、引き抜きます。
・・・よかった、ツメを折らなくて。あたりまえですが慎重に、気を付けながら行っています。
上から下まで一体型のパネルだったんですね。これだけの蓋モノだと、ビビリ音の音源はどこかにありそうです。
取り外し完了。ビビリ音の秘密がこれに隠されています。
まず、この状態であちこち手で軽くたたいてみます。すると、必ず音の大きいところが出てきます。それが犯人です。
裏返して見たところ。プラ1枚でピラピラ。たたくと安っぽい音が・・・
それで、あちこちコンコン叩いてたら、音源が絞られてきました。
まず・・・ダクト類の接続部のガタ、スカイ空調パネルの防音性の無さ、パネル同士の接点にクッションが無い、部品のネジが緩んでる、など、複雑な要因が重なっているようです。
スカイ空調パネルの裏。ダクトの接続部からもビビリが出ており、一番怪しい個所。さらに、液晶パネルのボックスからもビビリが聞こえる。
スカイ空調のダクト、手で振ってみるとカタカタ・・・・怪しいなぁ。
総合すると、部品の嵌め合う部分がプラスチック同士であること、部品に付属のビスの緩み(ガタ)、素材の薄さからくる共振現象などが考えられました。
つまり、調査の結果そういう個所が結構あったという事です。
これがビビリ音の撲滅に欠かせないグッズ。右は小さく切ってある制振シート、左はお馴染みの隙間テープです。
今回はこれを使ってビビリ音を撲滅します。(計2020円位 安い)
まず、いちばんビリビリいうスカイ空調パネルの裏側に制振シートを貼り付け。貼る前は「コンコン」、貼った後は「とんとん」くらい音が変わります。
またインフォメーションメーターのボックスですが、ここからもビビリ音があったため、隙間シートでグルリと貼ってしまいます。これだけでかなり変わります。
また、スカイ空調の開閉弁を調整するダイヤルの軸となるビスですが、かなり緩んでおり、カタカタ音が出ていたので増し締めを。
パネル全体に制振シートをこれでもかと貼り付け、駄目押しでスカイ空調のダクト類や音の出そうな個所に余った隙間テープをまんべんなく貼りまくりました。
もちろん、ビス止めになるところは全て、隙間テープを貼りこみ、音を出さないようにしました。
【で、結果は?】
この後、ビビリ音が発生する道を走ったのですが、さすがに低級音の発生は抑えられました。ポイントをしぼった制振と音の吸収でビビリ音の音源を断つ事ができたようです。
しかし、かなり音は小さくなりましたが完全に消えたわけではなく、まだ少し聞こえます。担当の営業さんにこの件で雑談したところ、営業さんのインプアネシスにも同様の症状があり、「結構、この音はダクトから出てくるもんなんです」との事。
今回は時間の都合でインパネの中のダクトには手を付けていないので、そこから聞こえているのかもしれません。
時間をみて今度は中をデッドニングしたいと思います。
また、スタッドレスを買う予定なのですが、以前の愛車・B4の純正16インチが流用出来るかエクシーガに付けて確認したところ、問題なく履けそう。ブレーキキャリパーとのクリアランスが気になっていたんですが。よかった。
大丈夫だとは思ってたんですが、確認は大事なので。
エクGTのタイヤサイズは215/50 R17、このB4用夏タイヤのサイズは205/55 R16。つまり、このホイールを流用しつつインチダウンし、205/60 R16でスタッドレスタイヤを用意しようというわけです。インチダウンではタイヤ安くなりますからね。