神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

不動谷

2018-07-18 06:00:14 | 落合・目白崖線

 → 「段彩陰影図」で、前谷戸の東に並行する谷筋が不動谷です。明治に入り、落合村大字下落合の字でもありました。→ 中井出世不動堂に祀られた円空作の不動明王と二童子の像が、かって当地に安置されていたのが名前の由来と言われています。この谷筋に水路のあったことは、→ 「東京近傍図」をはじめ、ほとんどの地図で確認でき、また「豊多摩郡誌」(大正5年)も「不動谷流 大字下落合字大原より清泉湧出し、流れて田用水となり、妙正寺川に合す」と書いています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    1. 昭和橋の北にあって北上するこの道から始めますが、本流の改修もあり、本来の合流地点は特定できません。  

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    2. 中井通りと交差します。中井通りはこの右手で新目白通りに突き当たって終了です。 

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    3. 新目白通りを越えます。なお、左手の階段の先は右岸段丘に上る市郎兵衛坂です。 

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    4. 新目白通りの先です。右写真は霞坂を上った左岸台上からのショットです。 

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    5. 谷底にある路地を北上します。車止めこそありませんが、蛇行と段差が水路跡の特徴を留めています。