神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

下落合左岸

2018-07-17 06:38:21 | 落合・目白崖線

  → 「下落合村絵図」に描かれた下落合村の堰の場所は、寺斉橋と西橋の間にあって、中井通り沿いを流れてきた用水が、いったん本流に戻るところとなっています。明治以降の地図からこれに当てはまるのは、見晴坂下の現新落合橋付近で、「明治42年測図」では本流に戻る用水のみ描かれ、かわって、より下流から左岸への分岐がなされていますが、同時期発行のいわゆる「郵便地図」は、合流と分岐が重なった「村絵図」と同様の描き方です。ただ、いずれにしてもその後の本流の改修もあり、その痕跡をたどることは困難です。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(明治42年測図 / 新井)」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 中井通りに戻り東に向かい、見晴(みはらし)坂下で右折します。

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    2. 新落合橋です。妙正寺川は現在よりも南に蛇行していたため、本流に戻っていたのは奥の西武新宿線に近いところでした。  

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    3. 次の昭和橋は、二つ上流の大正橋と対のネーミングと思われます。ここに左岸から合流がありますが、次回のテーマです。  

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    4. 昭和橋と氷川橋の間で左岸に分岐します。右写真は一つ左手の道路で、左岸流と重なっているようにも見えますが。