神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

龍閑川5

2019-11-15 07:18:04 | 平川・外堀3

  今川橋の次は主水橋(西中之橋)、乞食橋(白旗橋)、そして龍閑橋です。左岸には龍閑町もあり、明治に入り川が拡幅された際、その名にちなんで龍閑川と名付けられました。龍閑橋は大正15年(1926年)には、橋長10.5m、幅員27.0mの鉄筋コンクリートトラス形式の橋に架け替えられました。三角形を繋いだ橋桁がトラス桁で、材料は木材や金属が主ですが、これは日本で最初にコンクリートを使ったのだそうです。龍閑川の埋立てられた昭和25年(1950年)に撤去されましたが、こうした珍しい構造から遺構が保存されています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(明治42年測図) / 日本橋」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 右手が主水河岸、そして主水橋が架かっていました。東中之橋の対の西中之橋の名前もあります。

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    2. JR線の白旗橋ガードをくぐります。その手前に神社名が由来の白旗橋が架かっていました。

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    3. 龍閑川跡の路地(龍閑新道)が終わります。脇のスペースには龍閑橋の→ 遺構が保存されています。

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    4. 外堀通りを越えると、その先は日本橋川からの分岐地点です。分岐した直後に龍閑橋が架かっていました。