井の頭池を流れ出した神田川は、その先で井の頭線の鉄橋をくぐり、その北側を並行します。鉄橋から夕焼け橋までの200~300mは、神田川の全流域の中で最も自然河川らしい景観を保っています。ほとんどの流域がコンクリート三面張りの、いわば巨大なU字溝ですが、ここだけは土の岸辺が残っていて、石垣や木の柵によって護岸がされ、川の中には多くの石が点在しています。もちろん、人工のものではありますが、昭和60年前後の数年間にわたる住民運動の結果で、最近普及してきた親水護岸のはしりとなったエリアです。
- ・ 神田川 水門橋の次に架かるよしきり橋からのショットです。神田川は明大前駅まで京王井の頭線とほぼ平行、途中で三度クロスしますが、ここが最初の鉄橋です。
- ・ 神田川 鉄橋から次の夕やけ橋にかけてで、自然河川の面影を残すところです。一見無造作に置かれた石ですが、石伝いに渡ることのできるよう設計されています。
- ・ 神田川 夕やけ橋から下流方向です。神田川は次の神田上水橋の手前で井の頭公園から離れ、それに伴い護岸も石積みからコンクリートに変わります。
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