神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

抜弁天通り

2018-11-27 06:27:17 | 蟹川

 抜弁天通り(職安通り)を越えます。抜弁天通りは→ 「東京近傍図」にあるように、久左衛門坂を下り、北側に迂回していたのをショートカットしたもので、大正末には開通していました。ただ、現在のように幅広になったのは、昭和も終わり頃のことです。ショートカットの際築堤されたために、前後の蟹川本流(右岸流)の痕跡は失われ、今日たどることのできるのは戸山幹線と重なる左岸流の方です。

 

Nukeben1

    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

0726a

    1. 抜け弁天通りの元となった古道(久左衛門坂の通り)を越えます。本流に架かっていた橋から7、80m西側です。 

0726c 0726b

    2. 次いで抜弁天通りを越えます。右写真は左手方向で、低くなっているところが本流の跡です。

0726d

    3. 「郵便地図」はこのあたりから先、通りの左手にズレた流路を描いています。 

0726f 0726e

    4. 一方、戸山幹線はこの道路下を直進しており、暗渠化の際そのように付け替えたのでしょう。

0726g

    5. 天神小学校前で文化センター前通りに連続します。