神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

稲荷橋

2016-11-12 07:10:55 | 桃園川2

 天祖神社前から→ 「高円寺村絵図」に描かれた道づたいに、桃園川緑道に戻ります。現在は谷中下橋が架かっていますが、当時の橋名は不明です。次の稲荷橋は右岸にある田中稲荷がその名の由来で、同稲荷に関しては「新編武蔵風土記稿」が「村の東の方田の畔にあり、田中稲荷と称す」と書いていて、文字通り田の中に祀られた稲荷の意と解されています。

 

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    ・ 谷中下橋  谷中橋の次の橋です。谷中は前々回の谷筋にかかわる、杉並村(のち杉並町)大字高円寺当時の左岸の字でした。 

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    ・ 稲荷橋  中野駅から堀之内妙法寺に参詣するため、明治29年(1896年)に開設された、「堀之内新道」に架かっています。 

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    ・ 堀之内新道  妙法寺檀家総代をしていた一個人が私財を投じ、農道やあぜ道を整備、幅4間、延長2kmの新道として開通しました。 

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    ・ 田中稲荷  天祖神社の境外末社ですが、創建など詳細は分っていません。毎年初午の日には赤飯でおむすびを作り、豊作を祈願していたそうです。