谷端川は西武池袋線を越えたところから、左カーブでUターンを開始します。そして、椎名町駅裏の路地を抜け、すぐに椎名橋と呼ばれる山手通りの陸橋の下をくぐります。山手通り(環状6号線)は昭和初期に計画され、昭和10年代に着工、ほとんど完成しますが、西武池袋線と谷端川を一挙に越える椎名橋の完成は、戦後になってからのようで、下掲「空中写真」には、その途中経過が写っています。なお、平成22年に開通した中央環状新宿線に合わせ、山手通りも拡張されましたが、それに伴い椎名橋も長さ156メートル、幅員40メートルと一回り大きくなりました。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)
- ・ 「昭和22年米軍撮影の空中写真」 上掲地図のグレー枠の部分です。同一個所に同一番号を振っています。
- 1. 西武池袋線を踏切で越えてすぐ左折、右カーブで路地を抜けます。
- 2. 左カーブでUの字の底に差し掛かります。右手から合流する道路下には、下水道谷端川上幹線が敷設されています。
- 3. 椎名橋が見えてきました。右写真は橋の手前を右手から写しています。
- 4. 椎名橋の先です。Uの字の底の直線がしばらく続きます。