神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

字水久保3

2018-10-18 06:17:41 | 弦巻川・水窪川

 水窪川をさかのぼっての最後で、文化会館前の通りを越え、北西に向かいますが、この区間の水路跡と重なる道路はありません。ただ、日之出町公園前を通るものが谷筋と重なり、昭和の初めに開通しているため、あるいは、暗渠化の結果なのかもしれません。なお、この通りが首都高と交差するあたりが、巣鴨、雑司ヶ谷、池袋三村の境でした。→ 「池袋村絵図」の右下隅の巣鴨、雑司ヶ谷と接するところに、短い水路が描かれており、→ 「巣鴨村絵図」の左端にあって、水窪川の先端が池袋村にかかっている個所と一致します。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(昭和12年第四回修正) / 早稲田」  同一場所、同一縮尺の→「明治42年測図」と比べてください。

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    1. 文化会館前の通りを越えます。右写真は南側からの撮影で、横断歩道付近を谷筋が横切っています。 

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    2. 日之出町公園前です。明治に入り、御鷹方組屋敷などが雑司ヶ谷旭出町を形成、のち日出町となりました。 

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    3. この通りはおおむね雑司ヶ谷、巣鴨村境と一致し、細長い田圃はこの右手にありました。

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    4. 首都高5号池袋線の下を通過します。巣鴨、池袋の村絵図で、両村の境となっているあたりです。