「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

和尚の説教 『精神障害者、雇いやすくする特例措置 厚労省、来春から』

2017年12月24日 18時39分04秒 | 「うつせみ和尚」のお説教

精神障害者、雇いやすくする特例措置 厚労省、来春から

今回の厚労省の『障害者雇用拡大』の話しは一見、「いいね」と思わせますが、

働く現場での「差別行為」は必ずあることは間違いない。

『差別に対する学習』をしなくては、「画に描いた餅」である。

差別に関しては学校教育に組み込むべきであり、

「身分差別・地域差別・身体/精神/知的障害者差別・外国人/渡来人差別・男女間差別

思想信条に対する差別・宗教差別」などの多種に及ぶ差別を『道徳』授業ばかりでなく、

『社会・社会史・公民・宗教史・日本史・世界史・現代史』などに組み込んで、

「今も近辺にある差別問題・私たちの中にある差別意識」を内観し、内省する

機会を子供達に提供し、授業の中で学び考える機会を多くすべきである。

突然に職場に精神障害者を導入しても既存の健常者社会人の「良心に訴えてる」

といっても、戸惑う方が出ることは当然のことであろう。

精神障害者がこの「健常者社会」に馴染むことは容易なことではない。

障害者が受ける差別意識・行為はいわれなきものが多く、

「いわれなき差別をなぜ被差別者がぬぐわなければいけないのか?」

というやるせなさを感じ、ほとんどの方がそのまま障害を終えることが多いのである。

職場だけ設けられても器に差別意識があれば、障害者はその器から回避し始めるだろう。

安倍内閣は「労働力としての障害者」ということで導入している向きが多く見られ、

『健常者のための障害者就労』という一面も忘れてはいけない。

障害者が同じ会社で働くことにより、健常者の見地が広がるからである。

ないはともあれ、『健常者に対する障害の学習・差別の学習』が必要である。

 

 

 

 

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