雛祭りに寄せて

今日は雛祭り。　アトリエの一般コースに在籍する Ｃ ・ Ｆ さんがこの日に合わせた課題を制作しました。 しかも２点も頑張っちゃいました。

まず、１点目は日本画作品。　和紙ではなく、絹地に描く “ 絹本 （ けんぽん ） ” で制作しました。



絹は和紙よりも絵具を暈したりすることに優れ、繊細な表現が可能です。　しかし、厚塗りや荒い表現には向きませんので、技術的には難しいところもあります。
また、このふたりが並ぶお雛様の絵画形式はよく見られるもので、定番の形の中に作者それぞれが自由に着物の意匠をこらし、制作します。　私も学生時代に絹本制作の実習課題として取り組んだことがある懐かしい課題です。

もう１点は、



かわいい 『 貝雛 』 です。こちらは絵ではなく、貝殻の上にちりめんの布を貼り合わせて楽しく作りました。　お孫さんへプレゼントするそうです。　
皆様、楽しい雛祭りをお過ごしください。