親友のKさんからのクリスマスカードを早々に手にし、何だか感激。
ご主人様のお見舞いにご自宅に伺って以来の、彼女との通信。
いえいえ、そんなことはありませんでした。
メールは何度か交わし、軽い脳溢血を患われたご主人様の経過報告を伺ってきました。
えんじの封筒のカードは私から彼女に送ったものです。
カードの写真を撮らないで封を閉じてしまいました。
大企業のトップとして世界を股にかけてご活躍されたご主人さま。
そのため、海外在留が長く、米国から私たち家族が帰国後は会えない時期がしばらくありました。
けれど、その時に培われた厚い友情は変わることなく・・・。
今でも身内のようなお付き合いが続いています。
私より六歳若い彼女だけれど、私にとってはお姉さんのような存在。
得意な英語を生かし、ボランテイア活動から習い事まで実に活躍の場が多岐にわたり、多忙な日々。
家籠りの私とは正反対のお暮らしです。
でも何十年にわたる厚い友情は変わることがありませんでした。
私の性格はすべてお見通し。
時々意見もはっきり仰いますが、私は心から納得できることばかりです。
主人が亡くなった時も、色々細やかな心遣いで、私を慰めて下さった彼女。
当時のことを思い出すと、今でも感謝の気持ちが溢れてきます。
ご夫婦で、夫の葬儀にも参列下さいました。
その後、ご主人様が、私の葬儀の挨拶がとても良かった、とお褒め下さったりして・・・
主人が喜んでくれたかしら、と思い、安堵し、随分元気づけられたものです。
絵は、私がお届けしたお見舞い品のひとつ、干菓子とお饅頭の詰め合わせを描かれています。
ご主人様とKさんには、改めて、親子共にお世話になったお礼をこの席でも述べさせていただきました。
その時の感慨を言葉にしてお伝えくださったのかもしれません。
今も忘れられないのは、通夜の時の彼女の気品に満ちた姿。
足を患われ、杖を突いてわざわざお通夜と葬儀に参列下さったのですが。
黒のロングコートを装い、杖を突き、ゆったりと振る舞われる凛とした姿は、まるで貴婦人のようでした。
今も私の脳裏に、その時の彼女の姿が焼き付いて離れません。
私もその後足を患い、歩行が困難な時期がありました。
その時は、杖も覚悟したほどです。
杖を突くなんてとても嫌な事でしたが、私には彼女のお陰で多少の救いがありました。
万一、杖を使用しなければいけなくなった時は、姿勢を正し優雅にそれを使いこなそう。
貴婦人のようだった、彼女の姿を見習おう。
そう思って自分を慰めたものでした。
折々で、私を元気づけてくれる彼女。
絵手紙も然りです。
クリスマスカードに引き続き、上記でご紹介したクリスマスカードがメールで送られてきました。
皆様も宜しければ愉しんでくださいね。
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拙いブログをお読み下さいまして、本当にありがとうございました。