二月の中旬の事。
妹から、「春の草花を一緒に買いにゆかない」との誘いの電話がありました。
早春にふさわしい明るい声掛けに、もちろん喜んですぐOKを出した私です。
昨年の秋ごろから、次第にガーデニングへの意気込みが、少し薄れつつあった私。
反省の日々の頃、妹が突然、またガーデニングに目覚めてくれました。
妹のブログ(世界に一つだけの姥花日記)のカテゴリーにガーデニングの項目が加わったのです。
私はとても心強く思い、喜んでいます。
何せ、私よりはるかに研究熱心で勉強家。
今後は、専門的な知識は、妹に頼ることにしましょう。
昨年の秋に植えつけたお花です。
確か花の名前は、「かれんじゅら」
某デパートのお花売り場で、二人仲良く下見。
けれどお腹がすいては、戦ができぬとばかりに、下見は数十分で、まずはレストランへ。
草花のショッピングは、いつもたくさん買いたい欲との闘いですから。(笑)
レストランは、妹の案内で初めて入ったバイキングのお店でした。
バイキングでも、私は少量を旨とし、お皿に大盛はまずしません。
けれどこの日は、最近、少々ストレスを抱えることがあったせいか、私にしては珍しく馬鹿食いし、妹と、思い切り、お喋りに花を咲かせました。
食べ過ぎて、体が重くなり、その後の体調に幾分影響したほど。
後悔しても、後の祭りでした。
今年はクリスマスローズが例年になくたくさの花を咲かせてくれています。
さていよいよ今日のお出かけの目的だった、春の草花のお買い物のスタートです。
目移りしそうな百花繚乱の売り場ですが、自分が心から惹かれる草花には、なかなか巡りあえないないものです。
お花の求め方の理想は、近所に、お気に入りのセンスの良いお花屋さんがある。
日常のお買い物の都度、そこに寄り、ぼつぼつ目に留まった苗を買い求める。
それを花壇に植えこみ、時間をかけて私のイメージする花壇を、じっくりと作っていく。
何ですけれどね。
わが家の近所には、悲しい事に、センスの良い、そんな素敵なお花屋さんは存在しません。
夫が入院していた病院の最寄り駅傍の小さなお花屋さん。
私が望む理想のお店でした。
とても懐かしいけれど、さすがにそこまで足を運ぶ気力はもうなくなってしまいました。
ですから、お気に入りかどうかは分からないけれど、大手のガーデニング売り場に出かけると、ここぞとばかりに大人買いしてしまいます。
このように焦って買うと、失敗が多い私。
今回もカラースキームの点で、後悔が残ります。
スカピオサ・ローゼンセアム・プリラマラコイデス(サクラソウ)・ルピナス・ビバーナムティヌスその他
私の好みの色は、グリーン、ホワイト、イエロー、ブルーです。
この色が多くを占めた花壇が、私の心の波長に合うのに、今回は、ピンク系が多くなってしまいました。
大人っぽい花壇でなく、カラフルな可愛い花壇になってしまいそう。
そんな選び方になってしまいましたが、妹が私のお花の選定を見ながら、その印象を、ぽつりと言いました。
「お姉さまは、地味なお花は好きなのね」と。
その通りなんです。
野の花のようなイメージの草花が、そよ風に揺れながら、さざめき笑う花壇。
ところが、妹のその様な印象にもかかわらず、我が家の花壇は、いつになく華やかに。
思い付きで慌てて購入するので、選定の失敗も多く、なかなか理想のイングリッシュガーデンにはなってくれそうにありません。
例えそうでも、心を潤おし、暮らしに夢を与えてくれるガーデニングを老後の趣味にできたことは、この上なく幸せなことだと思っています。
姉妹仲良く買い物をした数日後、妹のブログに、早速お花の話題が。
センスよく植えこまれ、素敵な色合いの寄せ植えが目に飛び込んできました。
なんだか急に華やいだ感じになってきた、妹のブログ。
白内障の手術をし、視界が鮮明になったせいかしら。
サイトに載る画像まで、以前より映像がくっきりした感じ。
手術の成功を喜ぶ妹の気持ちが伝わってくるようです。
私と違って、記述が詳細で、結構専門的。
植えました、きれい、かわいいの表現で、いつもいい加減な記述に終始する私とは大違いです。
お花へのの臨み方は、どことなく亡父に似ている妹。
センスは、妹の方が抜群にいいですけれどね。
頼りにしています。
これからは、いろいろ教えて下さいね。
今回の一連の記事は、前回の記事投稿後から、順不同で気ままに書き連ねたものを、七編にまとめました。
少々の時差のため、不自然な内容もありますが、ご了解くださいませ。
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花のように泉のように