今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

三千院を訪ねて

2023-12-08 07:34:26 | 旅行

朝食を済ませても、まだ出発の時間までには、私は十分ゆとりがありました。

希望時間のバスに乗車できるようにと、長女が一足先にホテルを出て、大原行きのバス停に向かいました。

この度の旅行で感心したことの一つに、娘達の無駄のない効率の良い行動があります。

 

大原から戻り、いよいよホテルでチェックアウトする際も同様ででした。

私は、駅の構内にあるスターバックスで、温かいココアをすすりながら、娘が来るのを待つことに。

娘にとっては、私は足手まといになるだけですものね。(笑)

同じ行動でも、私がいれば時間が二倍かかります。

それだけではありません

私が体力を無駄に消耗しないで済むように、あらゆる気を遣ってくれました。

ホテルのチェックアウトを済ませ、私のスーツケースも引きながら、笑顔で戻ってきた娘達です。

 

話しを朝に戻します。

バスに乗車し、いよいよ大原へ。

最後部の席に、三人でゆったり腰掛ける事が出来ました。

大原に到着する途中まで、車窓から見える賀茂川の風景の何と素晴らしかった事。

川の景色を眺めるのがもともと好きな私です。

長い時間に亘って、賀茂川の河岸の光景を、私は満喫することができました。

 

車窓から撮りました。

 

乗車して一時間くらい経過したでしょうか。

風景が野山の田園にすっかり変り、いよいよ大原に到着。

まず思ったことは、寒い。

まるで真冬のよう。

 

ホテルで身支度をしている時のことです。

私が真冬に着用するオーバーを持ってきているのに気が付き、娘達はとても安堵した様子。

今日は気温がとても低そう。

オーバーを着る事を強く勧められました。

私はしばらく迷ったのですが、それを着て正解だったようです。

北寄りにある大原の寒さは想像以上でしたから。

 

真冬並みの服装
これでも寒くて震えそうでした。

 

その寒さで、私の心は少々萎えそうに。

更にその後、私を閉口させたのは、三千院までの長い道のりの坂の参道。

私の過去の記憶からはすっかり消えていましたから、思いがけない事でした。

 

こんな細い道の所もありました。

未だ紅葉狩りには、少し訪れるのが早かったようです。
上の画像は帰り道で撮ったものです。

 

参道の左側には、出店が並び、大原特産のお土産を陳列して、店員さんが観光客に声をかけていました。

その参道は、秋色に染まった木立がトンネルのようになった細道。

情緒豊かな絵になる光景だったのですが・・・。

坂が苦手な私は、お店に立ち寄ったり、写真を撮る心のゆとりをすっかり失ってしまい・・・。

娘達の手も借りて、息を切らしながら、やっとの思いで寺院の門の前に辿り着きました。

 

ここでも三千院の歴史の解説はすべて割愛させていただくことにします

興味のある方は検索でお調べくださいますように。

次女は高校の修学旅行で訪問したことがあるようですから。

この寺院の由緒の高さがうかがえます。

 

 

いよいよ三千院の奥座敷へと歩を進めました

庭園を横目に、渡り廊下を通り抜けると

お座敷の奥で朱印の受け付けをしている所がありました。

私達も、その列に並びました。

 

次女が受付の番が回ってきた時、お坊様に何か話しかけている様子。

後でその理由を尋ねたところ、修学旅行の後に、ご朱印の字に触れたた作文を書いた時の事をを話してくれました。

その作文が選ばれて、学校の文集に載ったのだそうです。

その想い出を胸に秘めていたのでしょう。

同じ言葉をご朱印帳に書いていただくようお願いしたようでした。

その説明を聞き、すっかり寒さで冷え切った心身が温まるような、ほのぼのとした気持ちになりました。

 

 

 

 

その後に眺めた、書院のお座敷前のお庭の美しさに思わず息を呑んだわたしです。

秋色に染まった繊細な樹木と雄々しく空に向かってそびえたつ杉の木立の対比が実に見事。

前日訪ねた苔寺とは、趣が全く異なるものでした。

 

 

私達はその後、庭に降り、一時間くらいかけて散策。

まず庭園の中心に佇む往生極楽院を訪ね、その由来を後で娘から教えてもらったり、と。

 

 

 

 

苔むした庭の至る所に、小さなお地蔵様、わらべ地蔵が置かれているのも、三千院ならでの事。

実に可愛いお姿でした。

 

樹の幹の下にわらべ地蔵様が居られます。

 

未だ紅葉には少し早いようでしたが、寒い寒いと泣き言を少々つぶやきながら、お庭の美しさを十分満喫できた私です。

 

この画像からも、寒さをお分かりいただけるでしょう。
皆さん、防寒具の装いです。

 

井上靖は、この寺院を「東洋の宝石箱」と称して褒めたたえたようです。

この日は、時間に限りもあり、その宝石箱の中身を十分鑑賞できたとは、とても言い難いですが。

私の大学時代の貴重な想い出が、この度の娘達と一緒の再訪で完結した。

そんな感慨にも浸り、娘達への感謝の気持ちで一杯になりました。

 

 

長女のMちゃんが言いました。

ママは寒さに弱いということがよく分かったから、次の旅行はもっと気候の良い時にしようね、と。

そうしてもらえると助かります。

 

帰りの新幹線に乗車してからも、娘達はずっと楽しそうにお喋りに興じていましたが、

さすがに私は疲れ、居眠りばかり。

同窓会にも出席し、本当に楽しい内容豊かな充実した二泊三日の旅行でした。

旅行の思い出は、主人や両親のお位牌の前で、毎日のように語り、その楽しさを未だに噛みしめている私です。

 

Mちゃん達のお蔭です。

本当にありがとう

 

旅行記がやっと終わりました。

感性も語彙も貧しい私ですから、この旅行記を書くのに、人一倍苦労しました。

書くことに少々疲れたので、暫く更新はお休みとさせていただきます。

これからは、年末年始の準備に真剣に取り組みましょう。

 

クリスマスが近づいてきましたね。

例年通り、数日前に次女が来て、ツリーの組み立てと飾りつけをしてくれました。

次回では、この話題から始めるつもりです。

 

今年は、晩秋になっても割と凌ぎやすく暖かで助かります。

でも油断大敵。

くれぐれもご自愛くださいまして、年末年始の準備にお励みください。

 

 

私の孫たちが一番気に入り、長い間、愉しんだ玩具です。
パーツを少しずつ揃える内に、下の画像の様になりました。
お孫さんのクリスマスのプレゼントに如何でしょう。
子供にとって、最高の玩具だと、私は今でも思っています。

 

 

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お立ち寄りくださいまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 


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