体と心は別の生き物

私は、あと２年足らずで８０歳になります。

昔の８０歳のイメージに比べると、私はとても若く見える方では、と自負しているのですが・・・。

体力は年相応のようにも。

けれど、気持ちは若々しいほうかもしれません。

 

今の時代、「自律神経失調症」の言葉が、頻繁にテレビ番組でも取り上げられますね。

その説明を聞く限りでは、私が若い時から体力に欠け、無理をし過ぎた後の入院騒ぎは・・・。

もしかすると、すべて自律神経失調症の乱れ。

そんな風にも思えてきます。

 

何が起きても、私は割と暢気。

そのため、一時的にくよくよしても、すぐ乗り切れて、早く平常心に戻れる。

もしかすると私の一番の取り柄かもしれません。

でも、心は平静で元気なつもりでも、そのストレスが正直に体に現れます。

この思いは、二つの忘れ得ぬ体験で、心に深く刻まれました。

 

４～５日前の見事な朝焼け。
一階のファミリールームの出窓が真っ赤に染まっていて驚き、
二階に上がりシャッターを押しました。

 

まず、寝たきりの両親を介護していた4～５年の間のことです。

重度の目眩に襲われ、毎朝、起き掛けに天井が急速旋回。

メニエル病との診断でした。

軽い帯状疱疹も患いました

頭の皮膚に白いうろこのようなものが発症したことも。

 

病院で診察を受けた時、貰った小冊子を見ると、すべて疲労とストレスから発症することがあると書かれていました。

親の介護は、長女の私には当たり前のことと感じ、苦労と思ったことはなかったのですが・・・。

体は正直に私の疲れを訴えてきたのでしょう。

でもそのような症状に、くよくよしている時間も暇も私にはなくて・・・。

気にせず、いつも通りの暮らしを続けていると、自然にいつの間にか治りました。

 

夫を介護中に、ネット上に突然私を批判する掲示板風のブログが立ち上げられた時も同様でした

自分では、平常心を維持し、元気に暮らしているつもりだったのですが・・・・。

息苦しさ、異常なのどの渇き、味覚障害のような食欲不振等々、それまで経験したことがない症状に、数年間悩まされることになりました。

 

体が元に戻って、改めて認識したことは、心と体は、全く別の生き物であるとゆう事。

心は元気でも、体は正直。

疲れ、ストレスを、いろんな症状で発信してきます。

 

恐らくその症状は、すべてストレスと疲労による自律神経の乱れから来ていたのでしょう。

ですから、心配する次女や長女の付き添いで、総合病院の診察を受けたりしても、異常が全く見つからなかった私です。

 

次第に空が明るくなり、オレンジと水色のグラデーションがとても美しい！

 

ところが夏の終わりの頃の事でした。

私の症状は、すべて自律神経の失調が原因に違いない、と強く認識した日がありました。

医師からの指摘ではなく、それは正に自己診断に過ぎませんでしたが。

すると不思議なことに、その後から、急速に回復に向かいました。

不安なままで落ち込んでいては、治る病気も、何時まで経っても治らない。

如何に自分を納得させることが大切かを、身をもって経験した出来事でした。

 

実は今日はこんなことを綴るつもりではありませんでした。

あと２年足らずで８０歳の壁を乗り越えなくてはならない私ですので、その心準備の話をするつもりでしたが・・・。

話題がそれてしまいました。

最近は珍しく話題が豊富なので、もうしばらく後で、このお話はさせていただきますね。

 

 

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