少し前の記事で、カープとDeNAの野球観戦記を綴りましたが。
妹に誘われ、また出かけてきました。
今回は巨人戦です。
今の私の暮らしでは、誘われても気楽にOKとはいきません。
無駄な出費はとことん省きたい。
自分の余生にとって、掛け替えのないものだけにお金を使用したい。
少々高くても、払う価値が十分あるなら、多少の贅沢も良しとしたい。
倹約するばかりでなく、メリハリのある家計管理で、残りの人生を愉しもう、と思っているからです。
妹が、電話口で私に言いました。
「お姉さま、巨人戦のチケットが、並びで二席、取れそうなの。
意外だけれど、空いているのよ。
申し込んで買えたら、観に行く?」と。
一回に二発のホームランがあり、カープファンは大喜び
一瞬迷いました。
今の私にとって、続けて出かけるほど、かけがえのない大切なことなのだろうか。
二週間ほど前に、横浜戦を6000円も支払って観戦したばかり。
今回は、SS席ではなく、A席のため、5500円とのこと。
これだけではすみません。
お弁当代、交通費、その他いろいろかかります。
とてもとても迷いました。
でも、諦め難い事。
球場の声援のるつぼの中に身を置いて、年甲斐もなく興奮して愉しめる野球観戦。
それは、今の私には掛け替えのない老後の愉しみになりそう。
一月に二回はちょっと贅沢に思えたけれど、しばらく迷った挙句、OKの返事を出しました。
野球バットを振り上げて喜んでいるのは隣席の妹、Aちゃんです。
出かける前の昨日は、家計簿とにらめっこ。
六月そして七月も、ほぼ予定通り、余裕費が余りそう。
その余裕費の端数金額が、今回の野球チケット代とほぼ同額。
お茶代もお弁当代も、ここから出せそう。
私には納得のゆく支出となり、昼下がりの炎天下にもかかわらず、ルンルン気分で後楽園ドームに向かいました。
横浜スタジアムと違い、後楽園はとても遠く感じた私です。
その試合展開は、手に汗を握る緊迫した接戦で、命が縮む思いがした私達。
耳をふさいで目を閉じること度々。
妹が言うに、「こんな場面の時、家ではテレビ消すわ」と。
私も同様です。
でも1点差を守り、、辛うじて勝利したカープでした。
実は九回裏のその勝利の一瞬は、怖くて、とても観ていられなくて。
場外に出て、売店が並ぶ通路に置かれたテレビで観戦。
勝った一瞬は、慌てて、また入り口から中に入り、立ったまま、遠目にカープの選手が喜ぶ姿を眺めました。
勝ってよかった、勝ってよかった、と妹と大感激。
勝てば、暑い中はるばる後楽園まで出かけた苦労も、そのために支払った経費も、相当の価値があったと思えたのでした。
その日、次女も会社の友人と観戦することを知っていた私です。
帰りは次女と待ち合わせ、うろうろすることなく、実に気楽な気持ちで帰ることができました。
二人とも、疲れていたとはいえ、心はルンルンランラン。
車中、カープのことで話が弾みました。
でもでも、その翌日がただ事ではなくなってしまった私。
体が鉛のように重たくて、疲れが、半端ではありません。
野球観戦の再考を余儀なくさせられてしまうような状況に。
前の日、帰宅したのは、真夜中の12時前。
試合中は、ハラハラドキドキし通し。
75歳の老体では、心身ともに疲労困憊するのは当然ですよね。
妹と娘
この日、妹に電話をかけると、何と妹はお出かけ。
海外旅行を目前に控え、そのための準備、グランドゴルフも愉しんだようでした。
姉妹ながら、体力のあまりの違いに、少々情けない気持ちになりながら、妹に話しました。
今後も野球観戦を愉しめるかどうかわからない。
疲労が今日も抜けなくて、家事が全く捗らなかったの。
ここまでして、出かける値打ちがあるのか、少し疑問に感じたのよ。
テレビで十分愉しめるものね。
気のせいか妹がちょっとがっかりしているようにも感じられた私。
せめて数か月に一回ぐらいにしましょう。
自分の年齢と家計の事情も考え、人生の愉しみも賢く取捨選択していきたいものです。
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ありがとうございました。
花のように泉のように