今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

孫と私~参院選投票日に思ったこと一言

2016-07-11 07:09:42 | 

私には、愛しい孫が四人います。

高校2年生を筆頭に、中1、小5、そして歳のかなり離れた次女家の娘、かれんちゃんです。

保育園の年長さんで、来年、小学生に。

娘たちは見事に産み分け(笑)、両家とも、一男一女に恵まれました。

 

 一昨日(7月9日)は保育園の夏祭り。

催し物を愉しむ、かれんちゃんとお兄ちゃん

 

私は娘二人でしたから、男の子はある意味、未知の領域。

ですから、対応に自信が持てなくて・・・・・・。

けれど、長女家の孫息子R君は初孫ゆえ、その可愛さ余って、かなり夢中になってしまった祖母の私です。

 

今でこそ、子供たちも大きくなり、我が家に来ることは余りありませんが、R君が幼い頃、長女家は頻繁に私の所にやってきました。

そしてR君は、実によく我が家にお泊りしたものです。

一週間一人でも全く平気。

ママを慕って、私を困らせるような事はありませんでした。

子供服を選ぶのは私の趣味と化し、ラルフやファミリアの服に目がなくて、ほとんど買い揃えてあげたものです。

 

 

 

 

何故、そんなに夢中になってしまったのでしょう。

今となっては、理解に苦しむ程ののめり込み様でしたが、夫も、大変な子供好き。

私以上に全身全霊で、孫に接する人でした。

孫とじいじの意気投合振りは、R君のみでなく、長女家の次女のさくらちゃんも、次女家のK君も同様。

かれんちゃんも、おじいちゃま大だ~い好きの片鱗は十分覗かせてていましたが、

その途上で、重い病にかかり、亡くなってしまったじいじ。

 

 

 

病状がひどくなると、あんなに可愛がっていた孫からも、離れたがるようになりました。

私には、とても意外なことでしたから、そんな夫の態度が悲しくて、辛い気持ちになった時期もあります。

でも夫への遠慮から、孫を我が家で預かることは、次第になくなっていきました。

 

次女のお婿さんが数年単身赴任となり、娘と長男のK君はその間、我が家で同居した事があります.

夫が肝臓がんを患う前の事。

ですから、初孫のR君同様、じいじとK君の蜜月は数年やはり続きました。

良き思い出を共有して、亡くなるまでの日が一番浅かったのがK君です。

 

そのせいもあるのかもしれません。

私は、別の車に乗っていましたから気が付きませんでしたが、妹が葬儀後、報告してくれました。

K君が、火葬場に向かうバスの中で、ずっと泣きじゃくっていた、と。

娘の話では、家に帰ってからも同様だったらしく、消沈したきった状態がその後もしばらく続いたようでした。

 

ごく最近も、私は切なくなり、K君への愛しさで胸が一杯になるような事がありました。

「僕は将来広島に住もうかな~。お爺ちゃんのお墓もあるし」

小学校五年生の子が発した言葉とは思えませんでした。

この話を次女から聞き、感極まってしまった私です。

 

幼い頃のK君

 

 K君の優しさは、どうも天性のようです。

同居していた幼い時から、私を困らせるようなわがままを言ったことが一度もありません。

実に穏やかな性格。

今も変わらず、クラスでは誰とでも仲良くでき、リーダーシップもなかなかのようです。

 

私はK君の傍に居させてもらうだけで、まだ小学生ですのに、純白の真綿にくるまれたような居心地の良さを感じます。

今は眼鏡をかけていることが多い大きな美しい瞳にも、その優しさが溢れています。

 

  

妹にも、とても優しいお兄ちゃんです。

 

いつか、K君のパパに、その私の思いを語ったところ、私の身に余るような思いがけない言葉が返ってきました。

「K君の優しさは、お母さんの家の血を受け継いだのだと思いますよ。

M子も優しいし、お姉さんも優しい。

お母さんも優しい性格じゃあないですか。

その性格を、Kは受け継いでいるのですよ。

僕の家はそうではありません。

徹底した個人主義のうちですから」

 

私はとんでもないと思い、言い返しました。

「Hさんのご両親こそ、とても優しくて思慮深い方達ではないですか。

敬虔なクリスチャンでもいらっしゃるし」

「いえいえ、うちは違います」と笑いながら言い返した婿のHさんでした。

 

個人主義は、インテリに多いと聞いたことがありますもの。

個人の尊厳を尊重するこの言葉は、悪い意味合いでは決してありませんよね。

 

本当の優しさを突き詰めるとなると、我が家の人たちが、その言葉にふさわしいかどうか。

首をかしげ、気恥ずかしさで身の置き所がない心境になりましたが・・・・・・。

身内のお婿さんが、そのような感想を述べてくれたことは、素直に嬉しくあり難い事でした。

 

 

さくらちゃんが一歳の頃 

夫の笑顔が最高

 

もしかすると、わが家で一番優しかったのは、旦那さまだったかもしれません。

一見、不愛想に見える寡黙な人でしたが。

私に対しても、文句を言ったり怒ったりすることは、長い結婚生活の間、ほとんどありませんでしたから。

娘たちを叱ったことも一度もありません。

空のように広く、海のように深い心の持ち主だった旦那さま。

ですから幼い孫たちが大好きになったのでしょう。

 

今春中学1年生になった長女家の孫娘のさくらちゃんは、

「理想の男性はおじいちゃま」

と言って、今も憚りません。

 

追記

昨日は、参議院選挙投票日でした。

今の時代ほど、先が見えない不安な世の中を意識して暮らすのは、私は初めてのような気がします。

この状況は、日本のみならず世界的な現象のようですが。

それにもかかわらず、投票率は、過去4番目の低さとの事。

少々驚きましたが・・・・・・。

 

そうはいっても、私も重い腰を上げ、投票所に向かったのは、日も暮れた7時ごろ。

一票を投じてきました。

選挙の帰り道の事。

西の空は、茜色に染まり、それはそれは美しい夕焼けに輝いていました。

しばし見惚れてしまった私です。

 

この夕焼けは、きっと明るい未来を示唆して、私たちを祝福してくれているのかもしれない。

楽観的な私は、ついそのように考え、孫たちの将来に希望を託しました。

世界的に、高齢化と少子化が進む中、グローバリゼーションによる格差も進み、大変厳しい現状ですが。

人間の英知と努力で、この難関を乗り切り、不安を抱かないで済む世の中を作り上げてほしい、と切に願っています。

 

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 花のように泉のように


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